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大忠臣蔵(NET)

560 バイト追加, 2022年12月19日 (月) 10:13
編集の要約なし
== 欠点 ==
気がかりだったのは、調子に乗っていろんな人たちを浪士として豪華にキャスティングしたのはいいが、肝心な討ち入りの時にこのそうそうたる顔ぶれが一堂に会せるのか?ってコト。そしたら案の定、[[小野寺十内|伴淳三郎]]、[[堀部弥兵衛|有島一郎]]をはじめ[[赤垣源蔵|フランキー堺]]、[[岡野金右衛門|中村嘉葎雄]]、など何人もの大事なメンバーが、など何人もの大事なメンバーがドッサリと'''討ち入りのときに不在'''(ていうか、ラスト何回かはいなかったことのようにかき消える)!しょぼーん。制作費10億円でも全員集合は無理だったかぁ〜。
ただ、本作においての討ち入り回は単にオーソドックスなクライマックスと言うよりも、「ミフネ版大忠臣蔵」の締めくくりという側面があり、そこには赤穂浪士以外の活躍もクローズアップされている。そんなわけで、あれだけ「おなじみエピソードは全部盛り込む」をコンセプトにしていたわりに、肝心な「勢揃い」「討ち入り」に、じゃっかんの肩透かし感が漂う。(そこに居ない有島一郎の、代役の背中ばかりを写して、アフレコで有島一郎の声だけかぶせるというシーンの苦しいことと言ったら…)
なので、代わりと言ってはなんだが、吉良側は大友柳太朗や芦田伸介などメンツが揃っており、かっこいいし、ほかにもこれまで影なり日向なり活躍していたいろんな登場人物が集合して、吉良邸外で立ち回りを見せてくれる。ただ、討ち入り回はそうした穴を埋めるべく、赤穂浪士以外の活躍をクローズアップしてがんばっている。不勢揃いの赤穂浪士の代わりと言ってはなんだが、吉良側は大友柳太朗や芦田伸介などメンツがズラリと揃っており、かっこいいし、ほかにもこれまで影なり日向なり活躍していたいろんな登場人物が集合してクライマックスを盛り上げ、吉良邸外で立ち回りを見せてくれる。(さながら仮面ライダーの最終回の怪人大集合に似て…ああ、そういえばあのドラマも途中から藤岡弘不在だったなあ!)
 加筆:予算もさることながら、スケジュールも合わなかったのではと思う。このことは、予算もさることながら、スケジュール調整も難しかったのではと思う。
あらためて作品を見てみると、石坂浩二の三平と山本陽子のおかるで、前後編の2回にわたって山崎街道の悲恋ドラマが展開されるのだが、よく見ると一緒にいるはずの三船敏郎が、石坂と山本両所と同フレームに収まってるシーンがひとつもない。編集で上手に見かけの辻褄を合わせている。もそっと遡ると、そもそも石坂の三平は、松乃大廊下事件のあと、早駕籠に乗ってなきゃいけないのに、そのシーンでは後ろ姿ばかりでセリフの無い代役さんで間に合わせている。
附言:スケジュールと言えば、不幸にも最終回前にお亡くなりになってるメインキャストがいるのも珍しい。人生のスケジュールをしくじった市川中車(8th)丈([[吉良上野介]]役。弟さんが代役をした)に触れないわけにはいけない。役。弟さんが代役をした)に触れないわけにはいかない。
== その他 ==
女性の撮り方は今ひとつ美しくないかなと思ったものだが、あらためて見てみると、描かれている女子メンはどれもナヨナヨ一辺倒の添え物には終わっておらず、敵キャラも味方も男子メンに負けない魅力的な女丈夫に描かれている。ジェンダーに固執しない登場人物たちは、時代の最先端を行った表現だったのかもしれない。初めてみた時は、女性の撮り方は今ひとつ美しくないかなと思ったものだが、あらためて見てみると、描かれている女子メンはどれもナヨナヨ一辺倒の添え物には終わっておらず、敵キャラも味方も男子メンに負けない魅力的な女丈夫に描かれている。ジェンダーに固執しない登場人物たちは、時代の最先端を行った表現だったのかもしれない。

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