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細
笑えるはずのシーンが笑えなかった仕上がりのせいで、無学でおっちょこちょいの小作の娘が、コメディリリーフとして成立しきれない上に、"元気でハキハキしている"以外に設定上の魅力もないので、"素朴でかわいい"というよりも"シンプルにみじめ"に見えてしまった。笑いが大きく用意されているのは「[[可留]]の妾宅」で、なのだが、コメディリリーフは小作の母と娘。この幕は大きく目立つ。
彼女がおもしろシーンが笑えなかったせいで、無学でおっちょこちょいの小作の娘が、コメディリリーフとして成立しきれない上に、"元気でハキハキしている"以外に設定上の魅力もないので、"素朴でかわいい"というよりも"シンプルにみじめ"に見えてしまった。 また、彼女が[[矢頭右衛門七]]に淡い恋心を抱き、右衛門七がそれにつきあうシーンについても、なんで彼が時間を割いているのかが伝わってこず、どこか"介護支援"みたいに見えてしまった…。
右衛門七も右衛門七で、ほんとはその村娘と同じくらいの年ごろならビジュ的に関係も成立しそうなものだが、ふつうに元服した武士のこしらえで役者が壮年層なので、いよいよ二人の感情の温度差が際立ってしまう。右衛門七も右衛門七で、ほんとはその村娘と同じくらいの年ごろならビジュ的に関係も成立しそうなものだが、ふつうに元服した武士のこしらえで、役者も壮年層なので、いよいよ二人の感情の温度差が際立ってしまう。
編集の要約なし
まじめなので冗談がひとつも機能せず、「ここは笑いどころですよー」という場面で、客席がシン…となる空気も、観客のみなさんは受け入れてらっしゃる。
もちろん、奉公に出されるのか身売りされるらしいので(台本上そこをハッキリ言わない)、その不幸な境遇を汲み取り、同情したという読み方が正解なのだろうが、それは観客側でイメージを用意しなくてはならない。
いずれにしても、役者の実年齢が随所で微妙な違和感を醸しているのだが、最初に言ったとおり、この空間では「現役でがんばっている」ことを応援することこそが建前なのだ。