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大忠臣蔵(NET)

サイズ変更なし, 2008年9月1日 (月) 19:26
編集の要約なし
「椿三十郎」にはお城勤めは無理っぽいが、「隠し砦」の真壁六郎太をイメージするとすんなり行く。
 
刃傷沙汰のきっかけは「塩田の秘宝」を浅野から教えてもらえなかった吉良のイジメのエスカレート。ハラハラする松の廊下のシークエンスが見事。市川中車の吉良上野介は自然に「こんなくそじじい、死んじまえばいいのに」と思わせてくれる、イイ出来。
あと、めずらしく講談などの架空エピソードも(いささかのアレンジがあるものの)いちいちしっかり映像化している。事件の後、あとからあとから制作されたいろんな義士外伝をつじつまを合わせてエピソードに盛り込んでおり、腐心の後がうかがえる。NHKの大河みたいに原作付きじゃないぶん縛りがないのかも。
 
最も注目すべきは、出演陣の豪華さ。五社協定(六社?)の垣根を越え「こんな人も出てるのか」とおどろくような顔ぶれなのがとにかく楽しい。
あと、女性の撮り方は今ひとつ美しくない。だもんで瑤泉院より畳屋の女房の玉川スミのほうが生き生きしてたりする。基本的に野郎を撮る方が得意なスタッフの汗臭い作品。
 
音楽良いです。

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