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元禄忠臣蔵

サイズ変更なし, 2009年3月10日 (火) 01:56
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さて、はじめて見た時、最後の「[[元禄忠臣蔵 前篇・後篇|最後の一日]](討ち入り後、四家お預けになったあとの内蔵助の最後の日を描いている。)」が全体を通してみるとエピローグにしてはいやにたっぷりしてバランス的に「間延びしてるなあ」と思ったし、冒頭の内蔵助の登場シーンがいやにもったいぶられてると思ったが、実はこの「元禄忠臣蔵」というのはこの「大石最後の一日」が一番はじめに書かれたそうなんですね。で7年がかりでほかのを書き上げたと言う。
これがシリーズの最初なんだと思ってあらためて「最後の一日」を「単品」として見ると、やっぱチカラ入ってますし、今まで芝居で仮名手本が主流だった時代に、新歌舞伎なんつってこの「最後の一日」が上演された昭和初期の観客の気持ちを探るとおもしろく、当時やっぱ斬新なアプローチだったろうなと思った。どのセリフも興味深く聞けるし。これがシリーズの最初なんだと思ってあらためて「最後の一日」を「単品」として見ると、やっぱチカラ入ってますし、今まで芝居で仮名手本が主流だった時代に、新歌舞伎なんつってこの「最後の一日」が上演された昭和初期の観客の気持ちを探るとおもしろく、当時としてはやっぱ斬新だったんだったろうなと思った。どのセリフも興味深く聞けるし。
そもそも「全員切腹」という壮絶な末路の前に、繊細なラブストーリーを持ってくるセンスが素晴らしい。ここは泣きます。おはなしは「全員切腹」という壮絶な末路の前に、繊細なラブストーリーを持ってきてるのだが、そういうセンスが素晴らしい。ここは泣きます。(この段だけ映画化されている)
きっと、「最後の一日」があんまり良かったんでプロデューサーからほかも全部書いてって真山青果は言われたんでしょうなあ。きっと、「最後の一日」があんまり良かったんでプロデューサーから「ほかも全部書いて」って真山青果は言われたんでしょうなあ。
通してやるなら、時系列じゃなくて、書かれた順っていうのもいいかもですな。

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