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忠臣蔵1/47

サイズ変更なし, 2009年5月6日 (水) 20:58
編集の要約なし
'''アソビが徹底的に無い。'''
役者をそろえておきながらよくあれだけ極彩色豊かな「忠臣蔵」をこんだけ油を抜いて仕上げられたなと思う。役者をそろえておきながらよくあれだけ極彩色豊かな「忠臣蔵」をこんだけ油を抜いて仕上げられたなと思う。たしかに「これまでにない忠臣蔵」だ。 
そもそも「安兵衛」の物語と言えばもう底抜けに明るく、この江戸っ子の人気者は破天荒でユニークなはずなのに、本編ではまるっきりツツマシヤカ。
キムタクって人はある意味安兵衛像に近いと思う。やるときはやるけど愛嬌のある人気者だ。たとえば糊屋のばあさんに研ナオコかなんかを当てて「おぃばばぁ!ちょ待ぁてよ!」ってやったらもう、安兵衛のイメージぴったりなのに、そうした持ち前の個性を殺してまで作り上げようとしたヒーロー像は「終始堅固で面白味のないおすましさん」で良かったのだろうか?それなら風流人の[[大高源五]]をやらせたほうが良かったのでわ??キムタクって人は、ある意味安兵衛像に近いと思う。やるときはやるけど愛嬌たっぷりの人気者だ。たとえば糊屋のばあさんに研ナオコかなんかを当てて「おぃばばぁ!ちょ待ぁてよ!」ってやったらもう、安兵衛のイメージぴったりなのに、そうした持ち前の個性を殺してまで作り上げようとしたヒーロー像は「終始堅固で面白味のないおすましさん」。
キムタクの奮闘があさってを向いているから、忠臣蔵エピソードのおいしいところを全部安兵衛にやらせる構成は、やり方によってはすごくバカバカしくなっておもしろくもなるだろうに、これもうまくいってない。
忠臣蔵エピソードのおいしいところを全部安兵衛にやらせる構成は、やり方によってはすごくバカバカしくなっておもしろくもなるだろうに、特別な演出がなされないから各所をローテンションのキムタクがダメにして回っている。
この"熱くない"(というか“強弱にかける”)テンションってもしかしたら、時代劇を平成風なゆるいアプローチにしようという試みにも見受けられなくもない。「吉良に謝りに行こう」とか「今風」だったし…。もしかしたら、時代劇を平成風なゆるいテンションの若者達でアプローチしようと試みてるようにも見受けられなくもない。「吉良に謝りに行こう」とか「今風」だったし…。
最後の最後に魅力的なカットもあった。そうそう、あたしが泉岳寺の土産物屋の若女将さんとこの作品を話題にしたとき彼女は「キムタクがタクアン食べてましたネ」とだけ感想を言ってたが、そうやってなにかしらポツリポツリ印象に残るシーンがあるのであります。でもせっかく元禄のスターを平成のスターがやるにしては、こういうチョボチョボした名場面(最後の最後にも魅力的なカットもあった。そうそう、あたしが泉岳寺の土産物屋の若女将さんとこの作品を話題にしたとき彼女は「キムタクがタクアン食べてましたネ」とだけ感想を言ってた。やぁでもね、でもせっかく元禄のスターを平成のスターがやるんだから、そんなチョボチョボした名場面(?)じゃあ、いかにせん、もったいない。

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