差分

提供: Kusupedia
移動先: 案内検索

忠臣蔵松の廊下

サイズ変更なし, 2009年6月3日 (水) 11:47
編集の要約なし
教えを乞うために加トちゃんの[[浅野内匠頭|内匠頭]]が、去って行こうとする志村けんの[[吉良上野介|上野介]]の長袴の裾を引っ張ってひっくり返す。しまいに刃傷に及ぼうとするが行き交うサムライは誰もがその場を(まるで気づかないかのように)スルーするという単純に笑える天丼コント。
 
加トちゃんの内匠頭が刃傷におよぶのは志村上野介に「高木ブーでも、あの、あのいかりや長介でさえも女房がおるわい」とプライベートをなじられたのがキッカケ。いかりやと比べられるのはまだしも、高木ブーより劣ると言われたことが遺恨となった。
ここで興味深いのは志村けんの吉良が「35にもなって嫁はいるのか?」と問いかけたとき、加トちゃんの内匠頭は「'''いまだ参上つかまつりませぬ'''」と答える点。返答として日本語的にはおかしなセリフであり、そのほかにも「なにとぞ教えて願いたい」など侍言葉が出なかった加藤茶(自分は本当にものを知らないと公言している)のアドリブの限界かともイメージされ、その場で志村も「嫁が参上したりするかバカタレ」とつっこむが、実はこの「いまだ参上つかまつりませぬ」というセリフは[[通し狂言 仮名手本忠臣蔵|仮名手本忠臣蔵]]四段目における、切腹中の[[浅野内匠頭|判官]]の「[[大石内蔵助|由良之助]]はまだか?」の問いに答える[[大石主税|大星力弥]]のセリフであり、歌舞伎ファンの加トちゃんはソレをとっさに引用したのだとすれば、意外に密度の濃いパロディになってるのかなとも伺える。の有名なセリフであり、歌舞伎ファンの加トちゃんはソレをとっさに引用したのだとすれば、意外に密度の濃いパロディになってるのかなとも伺える。
ちなみに意識してるのかしてないのか、志村けんのセリフ回しは[[月形龍之介]]そっくりで、なにげない馬鹿げたコントも彼らの無意識の引き出しがクオリティを高くしている。

案内メニュー