10,694
回編集
差分
提供: Kusupedia
笠原長太郎
,編集の要約なし
懇意にしてる網船の船頭と海に出たときに新しい位牌が流れ寄ってきて、拾ってみると前年、断絶になった浅野家の家来のものらしい。「気の毒千万。これが地が変われば他人事ではない」と心から同情した。
渡り合った際、村松の腕を斬るが自分は肩先を切りつけられ、倒れる。村松はそのまま放っていこうとするから「とどめを刺してくれ」。村「傷は急所を避けている。療治いたせ」。長「ご主君最後をなされるを聞いて、おめおめと長らえておられようか」。村松はあっぱれと思い、お互い自己紹介し合い「いずれ泉下で会いましょう」とトドメを刺した。