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忠臣蔵

サイズ変更なし, 2009年7月16日 (木) 03:42
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本編が「草食系」に仕上がった要素はいろいろ考えられる。まずキャスティング。寺坂の寺尾聰や、このあと何度も内蔵助をやる北王子欣也は後々も評判がいいが、全体的には配役にはあんまり気合いが入っておらず、このドラマでサブに扱われている四十七士はもしも中盤で配役をこっそり取り変えても気づかないような、なんというか人種的に似た感じのバイプレーヤーが固めている。
浪曲キャラ[[村上喜剣]]が登場するのが珍しいが、この乱暴者に佐藤B作を当ててるところを見ても、製作者のセンスがわかる。が登場するのが珍しいが、この乱暴者に佐藤B作を当ててるところを見ても、製作側のセンスがわかる。
ただ、[[堀部安兵衛|安兵衛]]の世良公則は彼だけの「高田の馬場」エピソードが用意<small>(*註)</small>されてるのだが、これはそこそこ脂ぎっていた。おじさんのされてるのだが、これはほんの少し脂ぎっていた。おじさんの[[菅野六郎左衛門]]を竜 雷太がやってるのだが、まさに先輩ゴリさんとボギー刑事がだぶるので「太陽にほえろ!」ファンにはうれしい七曲署な高田の馬場である。<small>※註…スペシャル番組が入った関係で放送予定日がずれ、コレだと討ち入りが1月中旬になっちゃうのでこのエピソードだけ連ドラからはずし、別枠で放送されたとか。</small>
[[清水一学]]の隆大介もすごくいいのだが、安兵衛の友達だったときは話せるやつだったのに、吉良側に雇われたとたん情け容赦ない冷酷無比なキャラになってしまってつまんない。
 
あと、この作品、そもそも絵ヅラがサラッとしてる。ほとんど同じ脚本の[[忠臣蔵 風の巻・雲の巻|仲代版]](脚本家が同じ)と見比べると緊張感がずいぶん違うことがわかる。本作は照明が奧まで行き届いて陰影のコントラストが無く、全体がペールトーンの印象。
そして衣裳に特別な個性がない。江戸でお勤め中の赤穂藩士は、まるで制服のようにおなじ色味でコーディネートされており、元禄っぽくない。
で、実は意外に象徴的なんではないかと思うのがタイトルロゴで、筆文字だが、線が細く、ちょっとひょろひょろしておりますで、実は意外に象徴的なんではないかと思うのがタイトルロゴで、筆文字だが、線が細く、スレンダーなのであります(^∇^; )。

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