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12時間超ワイドドラマ 大忠臣蔵

サイズ変更なし, 2009年9月21日 (月) 01:21
編集の要約なし
<以下ネタバレ>
日食にはじまり、江戸の藩士の火消しエピソード、勅使の前で具体的に赤っ恥をかかされる[[浅野内匠頭|内匠頭]]。[[大野九郎兵衛]]の扱い。[[山吉新八郎]]の存在感。'''吉良家の用人と上杉家の派遣社員との関係'''。吉良側の「浪士仲間割れさせ作戦」。幸四郎内蔵助は京都の遊興(めくら鬼ばかりでなく、複数の花魁の股の下を匍匐前進する遊びも出てくる)をしみじみ「楽しかった…楽しかった…忘れられん」と振り返る。討ち入りはほかの作品には無い浪士たちによる「ののしり誘導作戦」。吉良(芦田紳介)は高家筆頭肝煎の面目を守り最終的に切腹。墓前にむき出しの生首。お預けの屋敷の内と外による凧揚げ(泣かせる)。眉毛が薄くアイシャドウが濃い内蔵助etc。吉良側の「浪士仲間割れさせ作戦」。幸四郎内蔵助は京都の遊興(めくら鬼ばかりでなく、複数の花魁の股の下を匍匐前進する遊びも出てくる)をしみじみ「楽しかった…楽しかった…忘れられん」と振り返る。討ち入りの際出てくる浪士たちによる「ののしり誘導作戦」。[[吉良上野介|吉良]](芦田紳介)は高家筆頭肝煎の面目を守り最終的に切腹。墓前にむき出しの生首。お預けの屋敷の内と外による凧揚げ(泣かせる)。眉毛が薄くアイシャドウが濃い内蔵助etc..と、さまざまなオリジナリティで12時間をおもしろくしようと工夫をしている。
定石通りじゃないシークエンスが細かく色々あるので、目が離せない、というか油断が出来ない。
大事な屋内セットがいやに狭かったり、コメディリリーフが松本竜介ひとりで、彼のおとぼけはカノジョにつねられて顔をヨリ目にするくらいのサービスだったり(ラスト近くに原哲男が出てくるがふざけない)。若い登場人物に薹(とう)が立った(でも超メジャー)役者が無理くりキャスティングされてたり、メジャーなキャラを見たこともない役者が演じてたりするが、それらさえ鼻につかなければかなり見応えある12時間。
個人的には最初、配役に違和感があった。いろんな分野の人が一堂に会すのも忠臣蔵ドラマの醍醐味には違いないのだが、ふつうはそれがうまくいくと「役者の花畑」的な華やかさになるのだが、「岩下志麻」「松本竜介」「立花理沙」「松本幸四郎」「知らない人」という、闇鍋みたいな打ち解けないハーモニーは、花畑というより河原にいろんな種類の花の萼(がく)を放って散らかっちゃってるイメージである。そのためなのかなんなのか、どうも幸四郎の内蔵助の影が薄くなり、彼の出番じゃないときの残像の無さもけっこう気になる。(ま、ことによると幸四郎が垢抜けて都会的すぎて内蔵助役に合ってないのかも?)個人的には最初、配役に違和感があった。いろんな分野の人が一堂に会すのも忠臣蔵ドラマの醍醐味には違いないのだが、ふつうはそれがうまくいくと「役者の花畑」的な華やかさになるのだが、「岩下志麻」「松本竜介」「立花理沙」「松本幸四郎」「知らない人」という、'''闇鍋みたいな'''、具が打ち解けないハーモニーは、花畑というより河原(マイナーな役者さん)にいろんな種類の花の萼(がく=スター)を放って、結果散らかっちゃってるイメージである。そのためなのかなんなのか、どうも幸四郎の内蔵助も、もうひとつ映えず影が薄くなり、出番じゃないときの彼の残像の無さもけっこう気になった。(ことによると幸四郎が垢抜けて都会的すぎて内蔵助役に合ってないのかも?)

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