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四十七人の刺客

470 バイト追加, 2009年10月31日 (土) 22:54
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{{Cinema|制作=東宝|公開=1994|内蔵助=高倉健|星=24|頃=}}
いわゆるリメイクというよりもリ・イマジネーション。
テーマは「はかりごと」でもいいましょうか、もうほとんどまったく新しく作っちゃった感じの怪作(いい意味で)。
「お軽」を丁寧に描いてたり原惣右衛門と上杉家の関係に言及したり、ほかでは描かれてない部分に触れてたりする。「お軽」を丁寧に描いてたり原惣右衛門と上杉家の関係に言及したり、フィクションにしても色部又四郎と柳沢が通じて策を練るとか討ち入りにケータリングがあるなど、ほかでは描かれてない工夫や新解釈がいっぱいの楽しい娯楽作品。。
赤穂の「義士」、というよりお家大変のハプニングとは関係なく、初めから隠密に組織されていたかのような「徒党」というイメージの四十七人。お気の毒な赤穂の「義士」というより、城を無くして野に放たれた狂犬の群れというような「特殊部隊」的なイメージの四十七人。
最初のほうで、高倉健の大石内蔵助が劇画から飛び出したようなあまりのカッコよさなので、後半の討ち入りに期待をしちゃうのだが、残念なことに吉良屋敷に妙な仕掛けからくりが多く、テンポは崩れ、痛快な討ち入りシーンには仕上がっていない。市川崑監督ってアクションはうまくないのかなー。でも紋次郎の監督(監修?)なんだよなあ。
高倉健はこの映画を気に入ってるようで、当時のNHKのモリシゲとのトーク番組で「久々にあのシャシンはおもしろかったですねー」と感想を言っている。モリシゲのリアクションは薄かったが、それが不同意によるものか体調によるものかは不明。ことによると観てねえんじゃねえかとも思う。最初のほうで、高倉健の大石内蔵助が劇画から飛び出したようなあまりのカッコよさなので、後半の討ち入りに期待をしちゃうのだが、残念なことに吉良屋敷に妙な仕掛けからくりが多く(これもオリジナリティのひとつではあるのだが…)、おかげでテンポが崩れ、痛快な討ち入りシーンには仕上がっていない。このリズムの転調は、なんだか惜しい。市川崑監督ってアクションが静かなんだよなー。緊張感はあるけどワクワクはしない。
定石をいちいちぶちこわしてるので、画面の中で誰が誰と会って話をしてるのかビギナーにはわかりにくい。高倉健はこの映画を気に入ってるようで、当時のNHKのモリシゲとのトーク番組で「久々にあのシャシンはおもしろかったですねー」と感想を言っている。モリシゲ(千坂兵部役でちょっと出てる)のリアクションは薄かったが、それが不同意によるものか体調によるものかは不明。ことによると観てねえんじゃねえかとも思う。 定石をいちいちぶちこわしてるので、画面の中で誰が誰と会って話をしてるのかビギナーにはわかりにくい。はじめ星ふたつだったが、あるていど「忠臣蔵」のベースが頭に入ってから観ると「そうきたか」と愉快に観られる。

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