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元禄忠臣蔵

4,037 バイト追加, 2010年1月10日 (日) 14:09
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{{Cinema|制作=松竹|公開=2006|内蔵助=松本幸四郎ほか|星=2|頃=}}
昭和初期に作られたものですが、あたしが見たのは国立劇場は開場40周年の公演のBS放送。昭和初期に作られたものですが、あたしが見たのは国立劇場の開場40周年の公演のBS放送や歌舞伎チャンネル。 40周年の時は内蔵助役には松本幸四郎、坂田藤十郎、中村吉右衛門のトリプルキャスト。
内蔵助役には松本幸四郎、坂田藤十郎、中村吉右衛門のトリプルキャスト。
歌舞伎で忠臣蔵と言えば「[[通し狂言 仮名手本忠臣蔵|仮名手本忠臣蔵]]」だが、こっちは史実を元にした新歌舞伎で、歌(BGM)がありません。
おなじみなシーンのようでじつは見たことの無いアプローチ、みたいな独特の味わいがあります。
さて、はじめて見た時、最後の「最後の一日(討ち入り後、四家お預けになったあとの内蔵助の最後の日を描いている。)」が全体を通してみるとエピローグにしてはいやにたっぷりしてバランス的に「間延びしてるなあ」と思ったし、冒頭の内蔵助の登場シーンがいやにもったいぶられてると思ったが、実はこの「元禄忠臣蔵」というのはこの「大石最後の一日」が一番はじめに書かれたそうなんですね。で7年がかりでほかのを書き上げたと言う。さて、はじめて見た時、最後の「最後の一日(討ち入り後、四家お預けになったあとの内蔵助の最後の日を描いている。)」が全体を通してみるとエピローグにしてはいやにたっぷりしており、冒頭の内蔵助の登場シーンがいやにもったいぶられてると思ったが、実はこの「元禄忠臣蔵」というのはこの「大石最後の一日」が'''一番はじめに書かれた'''そうなんですね。で7年がかりでほかのを書き上げたと言う。
これがシリーズの最初なんだと思ってあらためて「最後の一日」を「単品」として見ると、やっぱチカラ入ってますし、今まで芝居で仮名手本が主流だった時代に、新歌舞伎なんつってこの「最後の一日」が上演された昭和初期の観客の気持ちを探るとおもしろく、当時としてはやっぱ斬新だったんだったろうなと思った。どのセリフも興味深く聞けるし。これがシリーズの最初なんだと思ってあらためて「最後の一日」を「単品」として見ると、やっぱチカラ入ってますし、今まで芝居で仮名手本が主流だった時代に、新歌舞伎なんつってこの「最後の一日」が上演された昭和初期の観客の気持ちを探るとおもしろく、当時としてはやっぱ斬新だったんだったろうなと思った。どのセリフも興味深く聞けるし。ていうか、コレ1本でよくね?と思ったりもします。
おはなしは「全員切腹」という壮絶な末路の前に、繊細なラブストーリーを持ってきてるのだが、そういうセンスが素晴らしい。ここは泣きます。(この段だけ[[元禄忠臣蔵 前篇・後篇|映画化]]されている)
全体的にエピソードより人物が丁寧に描かれてて、現在ではおなじみのキャラクターの感情の脚色などは、この作品がお手本になってたりすんのかな、と思うような基本形。シリーズは全体的にエピソードより人物が丁寧に描かれてて、現在ではおなじみのキャラクターの感情の脚色などは、この作品がお手本になってたりすんのかな、と思うような基本形。
派手さが無いので、芝居としてのエンタ度は相当低いです。こりゃそうやって見る芝居じゃないとはいえ、かなり好き嫌いは別れるはず。派手さが無く、淡々としており、芝居としてのエンタ度は相当低いです。こりゃそうやって見る芝居じゃないとはいえ、かなり好き嫌いは別れるはず。
色々な歌舞伎を(かなりの頻度を着物で)見に行ってる仁左衛門ファンの友人が、09年の「歌舞伎座サヨナラ公演」夜の部「南部坂」「仙石屋敷」「最後の一日」の3本立てに出かけて、こうこぼしておりました>「派手なシーンがないのと 幕が何回も降りてセット替えが多いのと三幕目で大石内蔵助が仁左衛門から幸四郎になったのと(笑)で、ちょっと、もう、おなかがいっぱいです。。」…そして昼の部(コレも別の3本立て)に行く予定をキャンセルした。

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