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元禄水滸伝

66 バイト追加, 2010年3月4日 (木) 13:18
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個人的にこの映画をどう思ったかについては星ふたつの「よろしいんじゃないでしょうか」なのだが、この映画を語るのについてはそう簡単に言い切れず、いささかややこしいバック・グラウンドも視野に入れなければいけない。
まず脱盟者を主役に立てた時点で、コレは「生きること」をテーマに掲げている事を意味する。ただ「[[最後の忠臣蔵]]」のような"生きることの皮肉赤穂浪士が生き残ることの皮肉"を物語に乗っけるのではなく、あくまで生きること=命への賛美がうたわれる。内蔵助さえも討ち入り前日にみんなを集めて「人間として生まれた以上、誰しも満足のために生きたい。私も命を捨てずに済むものなら捨てたくはござらん」などとわざわざみんなのテンションを下げるようなことをメンバーを前にしてキッパリ言う。
主役の小山田はラストで「強く生きていきます!」とガールフレンドに言うし、寺坂吉右衛門が討ち入りのあとで南部坂に報告に行くと「ちっともかっこいいこっちゃないんだから、ほかで討ち入りを吹聴しなさんなよ。生きろ。」と瑤泉院から釘を刺される。
忠臣蔵で本来なら、わざわざ忠臣蔵という題材で'''こんなのって、ナンセンス'''である。
とにかく「むかし」にしてはひじょうに現代的な、プロテストソングなアプローチでありました。とにかく「むかし」にしてはひじょうに現代的な、プロテストソングっぽいアプローチでありました。
撮り方もていねいで好感が持て、屋外ロケ現場がいろいろ広い。

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