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忠臣蔵異聞 生きていた吉良上野介

1,659 バイト追加, 2010年10月9日 (土) 12:26
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{{Cinema|制作=テレビ朝日|公開=1987|内蔵助=丹波哲郎|星=3|頃=}}

浪士の誰も吉良の顔がわからないから、もしも影武者なんぞをつかまされたその時はたのむぞ、と[[毛利小平太]]は直々に[[大石内蔵助|内蔵助]]から密命を受ける。

討ち入りの日、炭小屋からひっぱりだした老人の背中にキズは無かったが、内蔵助は実より名をとり、その首を落とす。

小平太は生き残ったメンバー[[寺坂吉右衛門]]から事情を聞き、第二の刺客としてチャンスをうかがう。


密命を受ける毛利小平太に川谷拓三。

小一時間の短編でこざっぱりまとまっている。

どんな作品でもとにかく「短い」というのは作品を良く見せるコツのひとつでもありまして、とにかくケンカになりません。


小平太の孤独な闘いはストーリーや演出よりも、川谷拓三の演技が雄弁で、ほんとは寺坂と二人で米沢に向かう吉良の駕籠を襲うはずが、寺坂が途中で怖じ気づいて逃亡するので、なんとか一人でやりとげようとビクビクしながらチャンスをうかがう「小心」ぶりは絶品で、なかなか死なないチンピラをやらせたら第一人者の彼にはもってこいの役どころとなっている。


後年、テレビや映画の「最後の忠臣蔵」で密命を受けた生き残りの苦悩が上手に描けてるのを見ると、本作品も、いまリメイクしたらもっとリアルで人間くさい作品になるんじゃないだろうか。

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