差分

提供: Kusupedia
移動先: 案内検索

薄桜記

1,008 バイト追加, 2015年11月5日 (木) 03:29
編集の要約なし
とはいえ映画のプレスに「妖気をはらんだ五味康祐の評判小説」とあるから、やっぱりちょっと読みたい。五味康祐って柴田錬三郎とかわりばんこに「ほんものは誰だ?!」のパネラーで出てた人ですよね。
 やー、しかし、あたしは忠臣蔵の外伝に分類分けいたしましたが、「関連作品」に近いかも。とにかく、映画としては五つ星です(忠臣蔵ものとしては星四つね)。映画としては五つ星です(忠臣蔵ものとしては星四つ)。
忠臣蔵がサブでも、こっちが忠臣蔵スタンスで見ていると、すごくもりあがってるメインの壮絶さや悲しさよりも、やっぱり茶会の日取りがわかったところでグッとくる。「忠臣蔵モード」って不思議です。ヒイキってこういうことなんでしょうか。
雷蔵が光り輝いてるが、この翌年、カツシンが「不知火検校」で新しく生まれかわります。
 
 
 
 
 
== 秘剣破り ==
 
2年後に倒産してしまう大映の上記「薄桜記」のがんばったリメイク。市川雷蔵を病気で失った穴を東映から松方弘樹(丹下典膳)を借りてこないといけないお家事情の大映だが、安兵衛の本郷功次郎の魅力もじゅうぶん光っている。脚本はオリジナル(は10年前)と同じ伊藤大輔。1969年作品。
 
構成はマンマだが、セリフが足されたり引かれたりしてすごくリーズナブルにわかりやすく生まれ変わっている。
 
 
ハナシが見えやすくなったぶん、雷蔵版では彼の存在感で見えにくくなっていた「なんだかつまらない行きがかりでソンばかりしてる、強いのにいいところナシの哀れな丹下さんのハナシ」というストーリーラインが浮き彫りになってしまって見えたのが特徴。
 
 
しかし、完成度が非常に良いのに会社の立て直しには貢献できなかったとなると、当時の映画界の斜陽はシャレにならない落ち目ぶりだったのだなあと思う。
テレビサイズにいいかんじにコンパクトに整理されており、演出にも小技が利いていて杉サマの貫禄も良く、好感が持てる作品。
大映版と違ってドロドロしておらず、浪人した典膳が大工さんの用心棒になるエピソードなどがあって(原作読んでないんで恐縮ですがNHK版にもこのエピソードはあるのでこっちがホントらしいですな?)、大映版のあの印象的なラストにも違う感じになっている。映画と違ってカラッとしており、浪人した典膳が大工さんの用心棒になるエピソードなどがあって(原作読んでないんで恐縮ですがNHK版にもこのエピソードはあるのでこっちがホントらしいですな?)、大映版のあの印象的なラストにも違う感じになっている。

案内メニュー