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元禄あばれ笠〜浪曲忠臣蔵より〜

187 バイト追加, 2016年6月3日 (金) 10:13
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「地の巻」は[[俵星玄蕃]]と妹・お琴の話。小山屋に女中奉公してる恥ずかしざかりの琴は泊まり客の[[大石主税]]にホの字。「兄が吉良に仕官しそう」と打ち明け、それを又聞きした内蔵助が殿様から拝領した小刀を琴づたいに玄蕃にあげて仕官をやめさせる。(<なにか察したのですな)
「人の巻」は「[[阿久里/瑤泉院|南部坂雪の別れ]]」で、…って、ともかく全三部とも浪曲を聴いてもらわないことにはこの「人の巻」も[[紅梅]]が美人だった以外にとりたてて筋立てには魅力が無い。すべてが'''映画法'''<small>※01</small>のもとでこぢんまりとまとまっている。
討ち入りシーンは無く、15日朝に不破の友達の大工と左官(広沢虎造と柳家金語楼)が川田晴久(地球の〜上に朝がくりゃ〜その裏側は夜だろお〜)のかわら版売りから不破も討ち入りに参加したことを知る。で、幕。
浪曲が満州事変から日米開戦頃おおいに流行ったと聞くので(要確認)、忠臣蔵もおなじみだから当時の人は面白かったのかもしれないが、同年に公開の「姿三四郎」(黒澤明デビュー作)に比べると現代においては「残らない映画」といったところか。
おとなしくまとまった本作に、実は監督の裏テーマでもあるのか、数右衛門おとなしくまとまった本作ではあるが、数右衛門/玄蕃/南部坂…という乱暴なパッケージの構成意図と時代をアレコレ考えるのも一興。南部坂…という乱暴なパッケージには実は監督の裏メッセージでもあるのかと、構成意図や時代をアレコレ深読みするのも一興。
57分。オリジナルは73分。なお、改題タイトルにある「元禄あばれ笠」についての意味は映画の内容からは一切不明。
 
 
※01…映画法:おちゃらけ、よろめきなどをご法度とした当時の政府のお達し。終戦とともに撤廃。

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