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東海道四谷怪談
,編集の要約なし
ので、いろいろ呪われ発狂する。最後はお岩さんの妹の夫である[[矢頭右衛門七|佐藤与茂七]]に仇を討たれる。
怪談映画に初挑戦の長谷川一夫を見に行ったファンがホッとするための作品で、怪談映画を楽しむのには物足りないかもしれない。エンドマークを見ながら「なんだこりゃ」と思わず口をついて出てしまった。(作品自体は独特のムードで、けっして悪くありません)
岡田茉莉子の岩は品があり、化けても美しさを保っている。化けて伊右衛門に恨みをぶっつけてくるというよりも立身出世に目がくらみきった彼のゲスい生き様を嘆くかのようなスタンスが映画的。同時にホラー映画としてのオモムキは抑えめ。
仲代もさることながら中村勘三郎(17th)の直助の好演も目立つ。(「[[修羅]]」の中村嘉葎雄と唐十郎の関係を思い出した。)
メリハリのはっきりした森一生(「[[酔いどれ二刀流]]」「[[薄桜記]]」)の演出が見やすくわかりやすいので「見ちゃいらんない」かんじだけど出来の良い作品には違いない。稲野和子のお岩さんも病弱で陰気臭くかわいそうでキレイ。