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イヌの仇討

84 バイト追加, 2017年7月16日 (日) 08:29
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強欲で上杉家家臣からもウザがられたり、身内からも逆上されそうになったりしたという吉良上野介についての性格の悪い人物像や、重責をになってるだけに超いばりん坊の「高家衆」の有り様は(詳細は歴史を研究している方たちの著作物でごらんいただくとして)、すべて無かったことにして家来たちみんなから好かれてる好人物になっている。
さらに、浅野は小刀を振り舞わしたりせずぶつかって自分を首尾よく殺せば苦労はなかったと、すっごく潔い吉岡流免許皆伝の「武士」として吉良をふくらませている。(キャスティングすごく大事で、コレ今回演じているのがわたしの好きな大谷亮介=「相棒」のトリオ・ザ・捜一から抜けたベテラン刑事=だったからワクワク観ていられたようなものの、虫の居所が悪かったらヤバイ(やりすぎ)設定である。)さらに、浅野は小刀を振り舞わしたりせずぶつかって自分を首尾よく殺せば苦労はなかったと、すっごく潔い吉岡流免許皆伝の「武士」として吉良をふくらませている。(キャスティングすごく大事で、コレ今回演じているのがわたしの好きな大谷亮介=「相棒」のトリオ・ザ・捜一から抜けたベテラン刑事=だったからワクワク観ていられたようなものの、虫の好かない役者だったらヤバイ(やりすぎ)設定である。(初演はすまけいさんだったらしいがそれも良いなぁ。))
やがて吉良は、あれだけ尽くした将軍が自身の片落ちの裁定を棚に上げて世情(浅野びいき)の人気を優先して自分を本所深川なんぞに厄介払いさせたと解釈しはじめるのと、大石がやろうとしていることが仇討ちではなく幕府への反逆と理解し始めることとうまくリンクしてきて、こうなったら討ち入りをとことん美談にするために喜んで死んでやるとばかりに炭小屋を飛び出す。幕府のイヌとして働いてきた吉良の仇討である。

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