甚三郎【じんざぶろう】…近松勘六の家僕。
赤穂離散のあとも主人勘六に従い、寓居で働いた。
けっこう重要なお使いをたのまれたことで有名な人。
討ち入りの前の日、内蔵助に言われて瑤泉院のところへ帳簿類を届けている。
討ち入り当日はミカンや袂のおモチを義士たちに差し入れたとか。
映画の脚本をかなり忠実になぞっているマンガ「赤穂城断絶」(東映株式会社・刊)には討ち入りのシーンに甚三郎が登場している。脚本段階では映像化される予定だったのかも知れない。
勘六の被官16人は形見にもらった田畑160石を仲良く耕作した。
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