「京都殺人案内 現代忠臣蔵事件 四十七人殺されるかも?」の版間の差分
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たてつづけに、東京の赤垣さんは泉岳寺で、堀部さんは両国の吉良邸跡で暴漢に襲われる。そして・・・・ | たてつづけに、東京の赤垣さんは泉岳寺で、堀部さんは両国の吉良邸跡で暴漢に襲われる。そして・・・・ | ||
| − | + | という、はなはだ滑り出しはタイトル通り「四十七人、どうにかなっちゃう!?」って思う。 | |
| − | + | ここまでなら、火曜サスペンス劇場(日テレ)の'''「京都大石殺人街道 忠臣蔵ゆかりの地の連続殺人!」'''(92)において、「ゆかりの地」とうたってる割にロケ地が、大石神社の鳥居脇の社号標しか出てこないとか(撮影許可が下りなかったのか?)それ以外も、道路しか出てこない(大石街道)、&忠臣蔵となにも関係ない内容だった手抜きップリに比べれば、ロケもあちこちがんばってる「殺人案内」のほうは、だいぶ評価したいところ。 | |
| − | + | …なんだけど、本作品もフタを開けてみると、名前が義士と同じ人が暴行されたのが、"事件と関係ない愉快犯によるとばっちり"とわかったところから大胆に失速し始め、あとは"忠臣蔵となんにも関係ない話"が続く。 | |
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| + | その現代忠臣蔵無関係事件にしても、特にお茶の間を興奮させるだけの内容でもないし、主役の藤田まことの魅力が無かったら、なかなかきびしい作品。 | ||
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| + | そもそもバブル期のサスペンスドラマなんて、こういうレビューやなんかで熱吹くほうがアレなのであるが、でも忠臣蔵というワードでお茶の間を惹きつけた責任を最後までまっとうしない仕事ぶりには、ちょっとガッカリ…。 | ||
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| + | で、なんか結局(ま、おそらく中盤から、なんかの和久俊三の原作借りてるんだろうけど)いろいろ(忠臣蔵と無関係。為念)あって、実は人のイイ喫茶店のマスターが犯人っていう、なんか、そういうんでした。 | ||
事件と関係ないけど、失踪するすしやの主人に月亭可朝。かれの浪曲の声がひじょうに良かった(節回しは独自のもの?)。 | 事件と関係ないけど、失踪するすしやの主人に月亭可朝。かれの浪曲の声がひじょうに良かった(節回しは独自のもの?)。 | ||
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これを歌舞伎界のシャーロック・ホームズ(と劇中で言われている、役者で名探偵の)雅楽=中村勘三郎が解決する。 | これを歌舞伎界のシャーロック・ホームズ(と劇中で言われている、役者で名探偵の)雅楽=中村勘三郎が解決する。 | ||
| + | 俳優の存在感で引っ張ってくれるが、この頃の2時間ドラマの詰めは甘く、たとえばトリック(←かなり無理がある😅)を気づかれた犯人・高橋洋子が、乗ってるロープウェイの扉を開けて、雅楽を突き落とそうと取っ組み合いになるが失敗。 | ||
| − | + | ゴンドラが山頂に着くと、ふたりが命のやりとりをしていたあいだ、一切フレームインしてこなかったが、"実はもうひとり同乗してたコンパニオン"が何事もなかったかのように現れて「ありがとうございました」と、フンワリふつうに見送る 笑。走行中のスッタモンダの最中に、彼女はなにをしていたのだろう。 | |
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| − | + | いっぽうで、芝居小屋のアレコレがウンチクで随所に散りばめられており、芝居好きとしては好感度が高く、なにより勘三郎が[[与市兵衛]]を演っているのが見どころ。劇中劇でだが、「演ったことがない」とセリフで言っている。 | |
2026年1月8日 (木) 14:34時点における最新版
ここでは、いろいろなサスペンス劇場物を紹介いたします。
まずは「京都殺人案内 現代忠臣蔵事件 四十七人殺されるかも?」…藤田まことの警部補・音川音次郎の「京都殺人案内」シリーズ。(テレビ朝日1987年放送)
その第13弾。
和久俊三の原作とされておりますが、市原悦子の「家政婦は見た!(松本清張)」みたいに一作目だけは原作どおりで、後のシリーズはオリジナルなのか、そういったところは不明なんですが、ソコを一生懸命調べようと思うほど、作品に牽引力はございませんでした。
舞台は京都。忠臣蔵の浪曲がうまい寿司屋の主人がある日、失踪。ときを同じくして詐欺師の浅野が山科の大石神社で他殺体で見つかる。
たてつづけに、東京の赤垣さんは泉岳寺で、堀部さんは両国の吉良邸跡で暴漢に襲われる。そして・・・・
という、はなはだ滑り出しはタイトル通り「四十七人、どうにかなっちゃう!?」って思う。
ここまでなら、火曜サスペンス劇場(日テレ)の「京都大石殺人街道 忠臣蔵ゆかりの地の連続殺人!」(92)において、「ゆかりの地」とうたってる割にロケ地が、大石神社の鳥居脇の社号標しか出てこないとか(撮影許可が下りなかったのか?)それ以外も、道路しか出てこない(大石街道)、&忠臣蔵となにも関係ない内容だった手抜きップリに比べれば、ロケもあちこちがんばってる「殺人案内」のほうは、だいぶ評価したいところ。
…なんだけど、本作品もフタを開けてみると、名前が義士と同じ人が暴行されたのが、"事件と関係ない愉快犯によるとばっちり"とわかったところから大胆に失速し始め、あとは"忠臣蔵となんにも関係ない話"が続く。
その現代忠臣蔵無関係事件にしても、特にお茶の間を興奮させるだけの内容でもないし、主役の藤田まことの魅力が無かったら、なかなかきびしい作品。
そもそもバブル期のサスペンスドラマなんて、こういうレビューやなんかで熱吹くほうがアレなのであるが、でも忠臣蔵というワードでお茶の間を惹きつけた責任を最後までまっとうしない仕事ぶりには、ちょっとガッカリ…。
で、なんか結局(ま、おそらく中盤から、なんかの和久俊三の原作借りてるんだろうけど)いろいろ(忠臣蔵と無関係。為念)あって、実は人のイイ喫茶店のマスターが犯人っていう、なんか、そういうんでした。
事件と関係ないけど、失踪するすしやの主人に月亭可朝。かれの浪曲の声がひじょうに良かった(節回しは独自のもの?)。
あ、あとロケ地に円山公園も出てくる。ま、一応その程度の気は使ってらっしゃる。
存在のいとおしさがとにかく大きいんでオッケ!
1980年放送の「名探偵雅楽三度登場!幽霊劇場殺人事件」(テレ朝)も、忠臣蔵関係なので紹介したい。
当時、中村勘三郎(17th)が主役を演じたサスペンスドラマ。シリーズ化されてるということは人気があったようで、土曜ワイド劇場でコレの前作が放送されたのは4ヶ月前。山城新伍(当時はバラエティで人気者)や近藤正臣といったベテランが脇を固めている。
この第三弾は、岐阜・相生座公演の仮名手本忠臣蔵の五段目で、実弾が発砲されて定九郎役の役者が殺されるという事件が起こるという内容。
いろいろ複雑な地元親子(有島一郎と高橋洋子)の持つ恨みと、それに関わる歌舞伎役者・林与一の愛憎渦巻く難事件。
これを歌舞伎界のシャーロック・ホームズ(と劇中で言われている、役者で名探偵の)雅楽=中村勘三郎が解決する。
俳優の存在感で引っ張ってくれるが、この頃の2時間ドラマの詰めは甘く、たとえばトリック(←かなり無理がある😅)を気づかれた犯人・高橋洋子が、乗ってるロープウェイの扉を開けて、雅楽を突き落とそうと取っ組み合いになるが失敗。
ゴンドラが山頂に着くと、ふたりが命のやりとりをしていたあいだ、一切フレームインしてこなかったが、"実はもうひとり同乗してたコンパニオン"が何事もなかったかのように現れて「ありがとうございました」と、フンワリふつうに見送る 笑。走行中のスッタモンダの最中に、彼女はなにをしていたのだろう。
それとか、身元を隠すために女装させられていた男の子の正体を雅楽が見破るのだが、その根拠が「新幹線の模型や飛行機の模型。8ミリのカメラが好き。そんなの女の子は、いないね」というもので、令和ではとても成立しない、そういうステージの、いかにもゆるい推理劇。
いっぽうで、芝居小屋のアレコレがウンチクで随所に散りばめられており、芝居好きとしては好感度が高く、なにより勘三郎が与市兵衛を演っているのが見どころ。劇中劇でだが、「演ったことがない」とセリフで言っている。
また、2022年の「片想いの彼のために捜査してたら、いつのまにか名探偵になりました。(仮)」(FOD)という短い単発(なのか?)WEBドラマがあり、なぞの連続水風船(中の液体には色がついてる)ぶつけられ事件の被害者の名前が「大石」「不破」「間」「片岡」「吉田」…。という部分が「京都殺人案内」や「ベルリン忠臣蔵」に似ている。
上記作品と比べても、たぶん「片思い…」のストーリーラインのほうが凝ってて健闘している気がした。最近流行りの(?)解決したように見えて、真相があるパターン。