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通し狂言 仮名手本忠臣蔵

224 バイト追加, 2009年11月22日 (日) 16:43
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五段目で舅が強盗に取られた大金はカノジョのおかるが御茶屋に身を売った代金。実家での泥棒〜切腹騒ぎなど知らず、おとなしく御茶屋で奉公するおかるだったがひょんなことで討ち入りのリーダー[[大石内蔵助|大星由良之助]]の密書を読んでしまう。おかるの兄、[[寺坂吉右衛門|寺岡平右衛門]]は秘密を知った妹おかるを殺すことで由良之助に忠誠を証明しようとする。
 
ぶっちゃけ、全段を通して大星由良之助がメインで活躍する'''唯一'''の段。
よく上演されるわりに、由良之助を演ずる役者は異口同音に「むずかしい」という。大酒を飲んでて血中アルコール濃度は上がってるのにシンは酔ってない。でも、酔ったフリをしなければいけない。というのを演じるのには骨が折れるとか。
さてDVDのおかる、女形の中村歌右衛門さんがご高齢で、妙齢なはずのおかるがおばあさんに見えちゃうのがじゃっかんサメた。しかしいろんなおかるを見たがこの人ほど「女性」の線というかデフォルメがすばらしい人はほかにしらない。中村福助のお軽(09顔見世)はその歌右衛門に直接手ほどきを受けてると言うだけに「あ」と思うほど歌右衛門っぽいところがあるが、ひじょうにリーズナブルというか、わかりやすい、なんというかキャバ嬢のような親近感のあるお軽がいい。はその歌右衛門に直接手ほどきを受けてると言うだけに「あ」と思うほど歌右衛門っぽいところがあるが、ひじょうにリーズナブルというか、わかりやすい、なんというかキャバ嬢のような親近感のあるお軽がいい。ただ六段目で実家と名残惜しく別れたいきさつとの関連性は怪しくなる。
平成20年に白鴎27回忌公演(由良之助=幸四郎。おかる=芝雀。平右衛門=染五郎)で見ましたがライブで見た時はぼろ泣きしました。おかるが不憫で不憫で。歌舞伎のライブって、意識と感情が割と離れてて急にわっと泣けてくるんで不思議。理性の方が「あっと、ここで泣くの!?ハイ」て感じでいささかビックリする。歴史が築いた「型」は理屈抜きに日本人のDNAを刺激するようです。
由良之助と芸者衆が遊ぶとき、その公演当時の'''時事ネタを入れる'''モノボケの一発芸「見立て」が楽しい。(<仁左衛門や勘三郎の時はやらない?おもに吉右衛門の系統の時に見られるモノボケの一発芸「見立て」が楽しい。(<仁左衛門や勘三郎が由良之助のの時は見られない?おもに吉右衛門の系統の時に見られる)

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