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鷺坂伴内
,編集の要約なし
モーリス・ベジャールのバレエ「[[ザ・カブキ]]」では、「オセロ」に出てくる奸臣イアーゴのよう」では、「オセロ」に出てくる卑怯未練な奸臣イアーゴのよう(って、シェイクスピア劇は知らないんだが)にとらえられ大きく扱われている。
歌舞伎の斧九太夫キャラと合体することで、お軽へのストーカーぶりや主人・師直への忠誠ぶりが「執念深さ」というかたちでうまく表現され、最終的には由良之助に殺されるというシッカリした末路が用意されている。ひじょうに昆虫っぽいいやな悪役で、ソレがものすごい魅力にふくらんでいる。ぶっちゃけ、バレエ版では主役をしのぐほどに強烈な個性のキャラであり、おそらくスキルの高いダンサーが演じることになってるのではないだろうか。
2016年のポートランド州立大学の学生たちによる英語劇「Revenge of the 47 Loyal Samurai」(仮名手本忠臣蔵をほぼまんま演るというすごい課題)でも、伴内の滑稽なピカロぶりは理解されやすいらしく、場内を沸かしていた。