サラリーマン忠臣蔵’60/続サラリーマン忠臣蔵’61
作品概要 | |
制作会社 | 東宝 |
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公開年度 | 1960-61年 |
内蔵助役 | 森繁久彌 |
評価 |
サラリーマン社会に設定を置き換えた現代版の忠臣蔵。
ベースは史実ではなく、歌舞伎の仮名手本忠臣蔵のほう。
当時人気の社長シリーズと忠臣蔵をうまく混ぜている。
モリシゲを取り巻く重役が加東大介以外大部屋俳優さんなのだが、ここのキャスティングはがんばってほしかったな〜。
「仮名手本」を下敷きにしてるので、ふつうの忠臣蔵ドラマでは見かけない「桃井」のサイドストーリーがある。
若い桃井社長(三船敏郎)のつっぱしりを助ける側近の角川(志村喬〜加古川本蔵がモデル〜)が奔走して吉良(東野英治郎)のイジメを止める下りがなにげに現代のサラリーマン社会っぽくうまく脚色できてて好き。
吉良の東野英二郎や伴内の山茶花究がうまいんだなー。現代においては忠誠心もさることながら「ねまわし」が必須になってることを欠かさないことで現代劇としてのリアリティを演出している。
黒澤映画常連の三船と志村のツーショットを喜劇映画でおがめるというオマケは贅沢千万。
昭和64年にテレ朝で「新春ドラマスペシャル サラリーマン忠臣蔵〜華麗なる復讐〜」って記録がありますが、リメイク?