「おしゃれ大作戦」の版間の差分
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あらすじ:浅野洋裁専門学校「文化ドレメ学院」が企画していたファッションフェスティバルが、学校の出資者・吉良豪蔵の陰謀でパーになる。カネを出してほしかったら条件があると学長の浅野卓郎にせまる吉良。「一晩奥さんを貸してくれ」 | あらすじ:浅野洋裁専門学校「文化ドレメ学院」が企画していたファッションフェスティバルが、学校の出資者・吉良豪蔵の陰謀でパーになる。カネを出してほしかったら条件があると学長の浅野卓郎にせまる吉良。「一晩奥さんを貸してくれ」 | ||
− | + | イベントを成功させたいばかりに受諾する卓郎だったが良心の呵責に耐えかね練炭自殺(映像化される際、飲酒運転の事故死に変更)で死ぬ。豪蔵に襲われかけた浅野多恵子もノイローゼになってしまい、学校はまんまと吉良の手に渡ってしまう。 | |
美人人気講師の大石由里子は、彼女を慕う生徒の堀部安子や赤垣げん子、大野寺幸子らとともに、うわべは新学長・吉良のいいなりになるフリをして復讐のチャンスを狙うのであった…。 | 美人人気講師の大石由里子は、彼女を慕う生徒の堀部安子や赤垣げん子、大野寺幸子らとともに、うわべは新学長・吉良のいいなりになるフリをして復讐のチャンスを狙うのであった…。 | ||
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そんな中にあって、東宝にしてはどっちかというと東映っぽい、「プレイガール」みたいなノリの映画に挑戦。エロネタをところどころに入れてるが、どうも字面だけだとわざとらしいというか、無理がある。 | そんな中にあって、東宝にしてはどっちかというと東映っぽい、「プレイガール」みたいなノリの映画に挑戦。エロネタをところどころに入れてるが、どうも字面だけだとわざとらしいというか、無理がある。 | ||
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+ | 映画のスチルをみると討ち入り装束は白を基調とした清潔感のあるワンピースの袖や裾に雁木模様をあしらい、鷹の羽マークのベルトなどで工夫しているが、いかんせん、ナンセンス映画なのに、ホッパンやミニスカではなくぞろっとしたワンピースってのが、コンセプトとちぐはぐな印象も。 | ||
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しかし、実際にこの映画を観た人のレビューを読ませていただくと、喜劇映画としてはともかく、チャーミングなキャスティングとファッションのいろどりをそれなりに楽しんでる人もいらっしゃるようです。 | しかし、実際にこの映画を観た人のレビューを読ませていただくと、喜劇映画としてはともかく、チャーミングなキャスティングとファッションのいろどりをそれなりに楽しんでる人もいらっしゃるようです。 |
2011年12月1日 (木) 23:41時点における版
「池中玄太」の松木ひろし氏の脚本で、クレージーキャッツの名作映画「ニッポン無責任時代」の古沢憲吾監督の最後の作品。
この作品については、まず「大喜劇ウーマンリブ じゃじゃ馬忠臣蔵」なるタイトルの東宝の脚本を2009年に手に入れたことが、項目を設けるキッカケになりました。
ところが、その本は製作者と松木氏の名前はあるが、監督やキャストは空欄のままであるなど不完全で、作品についての詳細を知りたくて、ネット検索してみたものの、記録が見つからなかったんで、てっきりお蔵入りになった作品なのかと思いこみ、「大喜劇ウーマンリブ じゃじゃ馬忠臣蔵」のタイトルのまま幻の作品として拙サイトにて紹介するにいたりました。
それからしばらく経って、なんと由美かおる主演で改題され、立派に公開されておりましたことを、おタレコミによって知ることができました。ありがとうございました。(途中で本作は『お姐ちゃん忠臣蔵 おしゃれ大作戦』というタイトルを経ている)
2011年に加筆、訂正。
というわけで以下のレビューは映像作品を見ていないで、ストーリーにのみ言及しておりますコトをあらかじめお断りしておきます。
あらすじ:浅野洋裁専門学校「文化ドレメ学院」が企画していたファッションフェスティバルが、学校の出資者・吉良豪蔵の陰謀でパーになる。カネを出してほしかったら条件があると学長の浅野卓郎にせまる吉良。「一晩奥さんを貸してくれ」
イベントを成功させたいばかりに受諾する卓郎だったが良心の呵責に耐えかね練炭自殺(映像化される際、飲酒運転の事故死に変更)で死ぬ。豪蔵に襲われかけた浅野多恵子もノイローゼになってしまい、学校はまんまと吉良の手に渡ってしまう。 美人人気講師の大石由里子は、彼女を慕う生徒の堀部安子や赤垣げん子、大野寺幸子らとともに、うわべは新学長・吉良のいいなりになるフリをして復讐のチャンスを狙うのであった…。
喜劇があたらなかった時代だと思うので、苦戦したのではないかと思いますが、それなりに楽しい作品だったんじゃないかなあと、キャスティングを見ると思います。
ただ松木ひろし氏といえば「ニッポン無責任時代」の共同脚本の人でもあるが、どうもこの1975年というのが完全にテレビ隆盛の時代で、映画のほうは「新幹線大爆破」公開の年ではあるが、ほかのラインナップを見渡すと全体的に元気が全然無い。喜劇映画にいたっては壊滅状態。シリーズで作られていたドリフターズの映画の最後の作品が公開された年で、あの「男はつらいよ」シリーズでさえ「模索期」といわれた時代である(ホントか?)。ピンク映画ばかりが量産されている。
そんな中にあって、東宝にしてはどっちかというと東映っぽい、「プレイガール」みたいなノリの映画に挑戦。エロネタをところどころに入れてるが、どうも字面だけだとわざとらしいというか、無理がある。
映画のスチルをみると討ち入り装束は白を基調とした清潔感のあるワンピースの袖や裾に雁木模様をあしらい、鷹の羽マークのベルトなどで工夫しているが、いかんせん、ナンセンス映画なのに、ホッパンやミニスカではなくぞろっとしたワンピースってのが、コンセプトとちぐはぐな印象も。
しかし、実際にこの映画を観た人のレビューを読ませていただくと、喜劇映画としてはともかく、チャーミングなキャスティングとファッションのいろどりをそれなりに楽しんでる人もいらっしゃるようです。
見た~~~い!!!!オヨヨ。マケソ~!
キャスト
大石由里子:由美かおる
浅野多恵子:磯野洋子
堀部安子:沢田雅美
萱野三子:牧れい
間新子:岡崎友紀
富森助子:ホーン・ユキ
武林唯子:関根世津子
神崎よも子:杉本美樹
寺沢吉子:芳賀まり子
不破数子:長谷直美
小野寺幸江:本田みちこ
赤垣げん子:児島美ゆき
吉良豪蔵:藤村有弘