ショウ マスト ゴー オン 幕をおろすな

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2008年10月13日 (月) 01:47時点におけるKusuo (トーク | 投稿記録)による版

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三谷幸喜、作、演出の喜劇。

1992年の深夜にフジテレビで放送されたそうです。「ラジオの時間」にも見られる、創作家の本意ではないアクシデントが次々に起きて作品がめちゃめちゃになっていくのを現場の人間が四苦八苦してエンディングまで持って行くという、いわば三谷幸喜のお家芸の元祖みたいな作品。大泉洋は本作品を見て役者を目指したとか?

設定が「舞台裏」で、紀伊國屋ホール(94)でお芝居やったときは劇中劇が「マクベス」でしたがテレビ版は「忠臣蔵」だったんですねえ!うれしいですねえ。

「マクベス版」を先に見たが、コレをいったいどういう風に忠臣蔵に変えるんだろうとかなり興味津々。洋風の設定にアンバランスに食い込んでいく和風の小ネタあれこれ。「俺の人生、お先マクベス」というギャグなど。

おはなしは命が危ない老役者をサポートすべく、裏方や共演者がてんやわんや。

勝手に作品を変えられた作家が「どうして言ってくれないのかなー。言ってくれたら、ボク、自分で直したのになーっ」と悲痛に(そして滑稽に)叫ぶシーンは、テレビのオンエアを見たらCG屋さんが黙ってあたしの絵を描き変えてたなんてことが日常の私には他人事とは思えませんでした。


(つづく)