差分

三段目

49 バイト除去, 2017年8月27日 (日) 07:57
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CD「落語仮名手本忠臣蔵」に「紙屑屋」は収録されているがそうした三段目のくだりは無い。ライナーノートには三遊亭圓朝CD「落語仮名手本忠臣蔵」に「紙屑屋」はそうした名残で収録されてはいるが、サゲは「あんたはよほど人間のクズだなあ」「へい。より分けております」という現代のオーソドックスなものである。 ライナーノートには三遊亭圓朝(1st)のバージョン(噺をうつした「圓朝全集」)を引用している。上記と同じシチュエーションだが、そこでは「我をとどめしは[[加古川本蔵|ホンゾウ]]か」というと「いいや外療(げりょう)だ。」…と、サゲたと言う。か」というと「いいや外療(げりょう)だ。」…と、サゲたとある。
本草学(【ほんぞうがく】…中国で発達した医薬に関する薬草学=内科)と、外科の古い言い方。
ともかく武藤禎夫氏の著書にも「明治時代でこのサゲはすでにわかりにくくなっている」そうで、現代鑑賞のできる「紙屑屋」のサゲは「あんたはよほど人間のクズだなあ」「へい。より分けております」などがオーソドックスなようです。でも元々はれっきとした忠臣蔵ネタなのですね。いずれにせよ武藤禎夫氏の著書にも「明治時代でこのサゲはすでにわかりにくくなっている」とあるが、元々はれっきとした忠臣蔵ネタ。
さてCD「落語仮名手本忠臣蔵」の上方の桂小文治(2nd)バージョンには、とちゅうで若旦那が紙クズをより分けながら「すけさん こまもの うらんすか♪」と陽気に歌っているシーンが有り、コレは「大阪尻取り唄」の一部だそうで、もうちょっと前から歌ってくれれば、「ちうぎのさむらい ゆらのすけ すけさん こまものうらんすか」と、かろうじて忠臣蔵にかかるのだったんだがなあ。バージョンには、とちゅうで若旦那が紙クズをより分けながら「すけさん こまもの うらんすか♪」と陽気に歌っているシーンが有り、コレは「大阪尻取り唄」の一部で、調べてみるともうちょっと前から歌ってくれれば、「ちうぎのさむらい ゆらのすけ すけさん こまものうらんすか」と、かろうじて忠臣蔵にかかるのだったんだがなあ。