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三段目

668 バイト追加, 2022年8月16日 (火) 14:42
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ライナーノートには三遊亭圓朝(1st)のバージョン(噺をうつした「圓朝全集」)を引用している。上記と同じシチュエーションだが、そこでは「我をとどめしは[[加古川本蔵|ホンゾウ]]か」というと「いいや外療(げりょう)だ。」…と、サゲたとある。
本草学(【ほんぞうがく】…中国で発達した医薬に関する薬草学=内科)と、外科の古い言い方。本草学(【ほんぞうがく】…中国で発達した医薬に関する薬草学(=内科)と、外科の古い言い方。<small>(註01)</small>
いずれにせよ武藤禎夫氏の著書にも「明治時代でこのサゲはすでにわかりにくくなっている」とあるが、元々はれっきとした忠臣蔵ネタ。
さてCD「落語仮名手本忠臣蔵」の上方の桂小文治(2nd)バージョンには、とちゅうで若旦那が紙クズをより分けながら「すけさん こまもの うらんすか♪」と陽気に歌っているシーンが有り、コレは「大阪尻取り唄」の一部で、調べてみるともうちょっと前から歌ってくれれば、「ちうぎのさむらい ゆらのすけ すけさん こまものうらんすか」と、かろうじて忠臣蔵にかかるのだったんだがなあ。
 
 
 
註01…忠臣蔵とは関係が無いが、現代の私たちが「本草学」ゆかりのモノに触れられると言えば「千と千尋の神隠し」。湯婆婆が愛でる従業員はカエルやナメクジなどだが、あれは本草学上、「虫」に分類されてる連中(人間、獣、鳥、魚以外は「虫」と分類される)だと岡田斗司夫氏は動画の中で言っている。三遊亭圓生が「蛙茶番」の中で、「カエルなんて、アレ虫じゃありませんか」と言う部分があるが、師匠が生きた時代には本草学の分類が生きていたのだろう。

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