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元禄忠臣蔵
,編集の要約なし
吉良邸裏門(もう討ち入りはすんでる)>泉岳寺>自首(仙石屋敷)>大石最後の一日
これがシリーズの最初なんだと思ってあらためて「最後の一日」を「単品」として見ると、やっぱチカラ入ってますし、今まで芝居で仮名手本が主流だった時代に、新歌舞伎なんつってこの「最後の一日」が上演された昭和初期の観客の気持ちを探ると(言ってみりゃ仮名手本の十一段目のあと的なエピソードでもありますし)おもしろく、当時としてはやっぱ斬新だったんだったろうなと思った。どのセリフも興味深く聞けるし。ていうか、コレ1本でよくね?と思ったりもします。
各エピソードには派手さが無く、淡々としており、'''エンタメ度は相当低い'''です。絢爛さを楽しむ芝居ではなく、かなり好き嫌いは別れるはず。
台詞を整理できないとはいえ、たとえば「最後の一日」で[[礒貝十郎左衛門]]のフィアンセ・おみのが細川邸に潜入するいきさつを語るシーンでは、顛末を全部彼女の「長台詞」で観客にすべてを理解させようとすることと、それが女形(つまり男性)の金切り声の絶叫で延々とやられることが、こっちの体調いかんで相当キツイことになる<small>(※01)</small>。
※01…これは2006年中村雀右衛門(5th)が芝雀だったときの感想。歌舞伎座さよなら公演(2009年)の中村福助(9th)はオーバーアクションながらも、超かわいいおみのを演じてノンストレスだった。見る側の趣味で意見はわかれるところと見ゆる。はオーバーアクションながらも、超かわいいおみのを演じてノンストレスだった。見る側の趣味や贔屓で意見はわかれるところと見ゆる。