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六段目
,編集の要約なし
== 二八浄瑠璃 ==
というかわいらしいお噺。
== 幽霊の片袖 ==
紋のついた片袖は足がつくので道具屋に売らず、大胆にも巡礼のふりをして遺族に会いに行き「越中立山のほとりで、亡霊となったお宅のお嬢さんから言付け(両親が泣いてばかりでそれが死後の世界で火の雨となって降るから供養をよろしくという内容)を頼まれた、その証拠」として片袖を出す。
== 六段目 ==
あるそそっかしい旅役者が六段目を上演中、懐中から取り出すはずの一巻(連判状)を忘れて出てしまい、原郷右衛門と千崎弥五郎役の役者はもめながら揚幕に引っ込んでしまう。残された勘平が「この臓腑は、どうするどうする」。
== 蛸芝居 ==
砂糖問屋のメンバーが出入りの魚屋、蛸にいたるまで芝居好きというお噺。
魚屋の魚金がタイをおろしているシーンで、臓物を見て「血腸…あったなあこんな芝居が。」と言って六段目の勘平腹切りを再現し始める。
蛸に当たった時に黒豆を食べると良いとする民間療法にちなんだオチ(桂雀々師匠は「毒消し持ってきて。蛸に当てられたんや」と黒豆は出さない。)まで、忠臣蔵に限らずいろいろな芝居が散りばめられている上方落語。
== 鹿政談 ==
(別タイトル…春日の鹿)
奈良では鹿を殺せば死罪。そんな時代のお噺。
とギャグになる。その部分だけが忠臣蔵。
あんまり唐突なんで、六段目部分をバッサリとカットして、シンプルな名お裁きの政談モノでやっちゃう師匠もいる。
ちなみにオチは
豆腐屋「マメに帰ります。」
きらず=おからのことで、商売者のおからを食べて殺された鹿のエピソードが絡んでいる。おからのことで、商売者のおからを食べて殺された鹿のエピソードが絡んでいる。打首にはしないよと言っている。
マメ=達者で、という意味。ともかく豆腐屋ギャグ。達者で、という意味。ともかく豆腐屋ギャグ。奉行が「あぶらげ(危なげ)の無いうちに帰れよ」というバージョンも。
忠臣蔵関連の落語はむずかしいなあ。