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忍びの忠臣蔵
,編集の要約なし
これは、工藤監督がお茶の間向きにバラエティ色を増やしたからかな?と思った。ショーケンが手裏剣を投げたり、水に潜ったりすることを始め、とぼけた女房の吉田日出子とか、うれしいサービスなのだが…いや、そういう具体的なシーンが問題ではなく全体のムードにゆるいブレを感じる。
この作品は1968年に日テレで放送のあった「お庭番 元禄十五年」という、黒沢明と共同脚本で有名な菊島隆三原作のドラマを、当時と同じ監督・工藤栄一がリメイクしたものだそうで、こうなると、原作ドラマのほうをひじょうに見たくなるのであります。