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忠すぃん蔵〜ゴリエ外伝〜

835 バイト追加, 2021年3月18日 (木) 13:11
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 ただ一点、雨上がり決死隊のホトちゃん演じる川兵衛の父親が、ゴリエと情事が終わったばかりの息子の部屋に飛び込んできて、刃傷事件を報告するシーンで「殿が!'''浅野殿が江戸城で殿中を起こされたのじゃ'''!」という、ヒドイ言いまちがいのセリフを吐く。!」という、ヒドイ言いそこないのセリフを吐く。
これにすごく引いた。 これにすごく引いた。
だが、ここに誰かがツッコミを入れるわけでもなく、さらにやりとりが以下のように続く…。
「えええっ!…殿中って、なに?」(ここで見せる蛍原とゴリのズッコケは素敵)「殿中だろ殿中。殿中も知らないのか!」「ちょっと川兵衛くん!ヤバイでござるよ!殿中って言ったら去年大ブレイクした芸人、ダンディ坂野!」「(ゲッツ!みたいに)デンチュ!」(…というオチ。文字に起こすとクソつまらないが、この滑りネタを動作でやると笑えるものに昇華させてるからすごい) だが、ここに誰かがツッコミを入れるわけでもなく、さらにやりとりが以下のように続く…。
 …こんなにはっきり「殿中」というワードに言及してるのに、実際に「殿中」がどういう意味か、'''ここにいた大人たち全員が、知らない&調べない'''という現場の低度がお粗末すぎる。雁首揃えて「デンチュウ」をなんのことだと思ってたのだろう。「川)えええっ!…殿中って、なに?」(ここで見せる蛍原とゴリのズッコケは素敵)「蛍)殿中だろ殿中。殿中も知らないのか!」「ゴ)ちょっと川兵衛くん!ヤバイでござるよ!殿中って言ったら去年大ブレイクした芸人、ダンディ坂野!」「蛍)(ゲッツ!みたいに)デンチュ!」(…というオチ。文字に起こすとクソつまらないが、この滑りネタを動作でやると笑えるものに昇華させてるからすごい)
(気が進まないけど、説明すると、殿中というのは言ってみれば「場所」のことであり、別のことで例えれば「師匠が!鶴瓶くんがフジテレビでスタジオ内を起こされたのじゃ!」みたいなことである。) …こんなにはっきり「殿中」というワードに言及してるのに、実際に「殿中」がどういう意味か、'''ここにいた大人たち全員が、知らない&調べない(もしくは、わかってた上で「どうでもいい」と思ってる態度)'''という現場の低度に唖然とする。
(気が進まないけど、どういう言い損ないかを説明すると、殿中というのは言ってみれば「場所」のことであり、芸人のことで例えれば「師匠が!さんまくんがフジテレビでスタジオ内を起こされたのじゃ!」みたいなこととなる。(明石家さんまは番組と関係ないが、わかりやすいよう、彼らより格上の有名人を引き合いに出しました。))<small>(註01)</small>
 これを書いてる令和元年現在には、こういう、雰囲気優先の、おおざっぱな笑いの作り方はメディアではまず見受けられない。疑わしいことは、そのままにしないで、すぐその場で誰かがスマホで調べることでしょう。また、昭和時代ならNGが出てそのまま放送には至らないでしょう。こっちはデフォで誰もが間違いに気づく知識がおありだったろうと。 たったひとつのほころびではあるが、その後にある、ゴリエの身体能力をおおいに活かした討ち入りの殺陣などは見応えがあり、そういう、裏打ちされた出来の良い場面が秀逸なだけに「細かいディティールはおざなり」という、部分的な'''手抜き'''や'''こだわりのなさ'''が際立ってしまうし、テキトーに台詞を与えるスタッフもスタッフだが、引き出しもないのに、与えられた台詞を渡されたまま、鵜呑みで本番に臨むこのシーンの出演者全員の、詰めの甘い雑な姿勢もおおいにシラケる。それで許されてしまう当時の時代背景も、忠臣蔵ファンとしてはいかにも寂しいものがありました。
 たったひとつのミスではあるが、その後にある、ゴリエの身体能力をおおいに活かした討ち入りの殺陣などは見応えがあり、そういう、裏打ちされた出来の良い場面が秀逸なだけに「教養面?はやっつけ」という、部分的な'''手抜き'''が際立ってしまうし、テキトーに台詞を与えるスタッフもスタッフだが、引き出しもないのに、与えられた台詞を鵜呑みで本番に臨むこのシーンの出演者全員の、詰めの甘い雑な姿勢もおおいにシラケる。それで許されてしまう当時の時代背景も、忠臣蔵ファンとしてはいかにも寂しいものがありました。
 この番組は、各方面からなにかといろいろ抗議を受けることがあり、やがて終わってしまうが、そういう、人が不愉快と思うコントを辞さないで「おもしろきゃ、なんでもかまわない」という、強気の態度<small>(註02)</small>のもとで「浅野殿が江戸城で殿中を起こされたのじゃ!」がオンエアーになったのかと思うと、言い間違いに可愛げがまったく感じられないのである。
 この番組は、各方面からなにかといろいろ抗議を受けることがあり、やがて終わってしまうが、そういう、人が不愉快と思うコントを辞さないで堂々とやる強気の態度のもとで「浅野殿が江戸城で殿中を起こされたのじゃ!」がオンエアーになったのかと思うと、言い間違いに可愛げがまったく感じられないのである。 予算をふんだんに使っているだけに、態度がいよいよ傲慢に感じられる。
 予算をふんだんに使っているだけに、態度が傲慢に取れる。
 なんだよ。「殿中を起こされたのじゃ」…って。
「殿中を起こされたのじゃ」…って。
<附言>
 これって結局、登場する三人が「でんちゅう」がわからなかったっていうシチュエーションだから、もともとホトちゃんも承知のうえで「殿中を起こされた」と、言ったのだろうか…。註01…推測だが、シナリオには「刃傷」って書いてあったのを「殿中」と言いそこない、聴いた方(ほかのメンバーやスタッフ)が放任したのではないだろうか。
 だとしても、台詞のセンスが無さすぎる。 朝イチから入って夜中まで超ハードな収録が繰り返され、ある時などトランス状態になったカメラマンが、座ってるゴリエの脚が油断で開き始めると、スカートの中を自然に覗きにかかっていたバグを発生させていたというから(YouTube「宮迫ですッ!」ゴリと伝説のコント番組「ワンナイR&R」について語ります…より)、「殿中」が「刃傷」になったくらいの間違い(忠臣蔵ファンには重要な事だが)を訂正する余力は残っていなかったのかもしれない。
 電気屋さんの建柱車の作業じゃねえんだからさあ。註02…宮迫)「勢いがあったから、当時番組に。まぁみんなちょっと麻痺してたところもあったから」 ぐっさん)「してたし、もうなにやってもおもろいっていう、そういう空気でしたね」 宮迫)「もうノリノリ、イケイケの感じやったから」(YouTube「宮迫ですッ!」国会議事堂で大暴走?やばすぎる芸人ぐっさんの逸話…より。)

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