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忠すぃん蔵〜ゴリエ外伝〜

475 バイト除去, 2019年5月21日 (火) 06:55
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 ただ一点、雨上がり決死隊のホトちゃん演じる川兵衛の父親が、ゴリエと情事が終わったばかりの息子の部屋に飛び込んできて、刃傷事件を報告するシーンで「殿が!'''浅野殿が江戸城で殿中を起こされたのじゃ'''!」という、ヒドイ言いまちがいのセリフを吐く。
これにすごく引いた。 これにすごく引いた。
だが、ここに誰かがツッコミを入れるわけでもなく、さらにやりとりが以下のように続く…。 だが、ここに誰かがツッコミを入れるわけでもなく、さらにやりとりが以下のように続く…。
「えええっ!…殿中って、なに?」(ここで見せる蛍原とゴリのズッコケは素敵)「殿中だろ殿中。殿中も知らないのか!」「ちょっと川兵衛くん!ヤバイでござるよ!殿中って言ったら去年大ブレイクした芸人、ダンディ坂野!」「(ゲッツ!みたいに)デンチュ!」(…というオチ。文字に起こすとクソつまらないが、この滑りネタを動作でやると笑えるものに昇華させてるからすごい)
(気が進まないけど、説明すると、殿中というのは言ってみれば「場所」のことであり、別のことで例えれば「師匠が!鶴瓶くんがフジテレビでスタジオ内を起こされたのじゃ!」みたいなことである。)
 
 
 これを書いてる令和元年現在には、こういう、雰囲気優先の、おおざっぱな笑いの作り方はメディアではまず見受けられない。疑わしいことは、そのままにしないで、すぐその場で誰かがスマホで調べることでしょう。また、昭和時代ならNGが出てそのまま放送には至らないでしょう。こっちはデフォで誰もが間違いに気づく知識がおありだったろうと。
 たったひとつのミスではあるが、その後にある、ゴリエの身体能力をおおいに活かした討ち入りの殺陣などは見応えがあり、そういう、裏打ちされた出来の良い場面が秀逸なだけに「教養面?はやっつけ」という、部分的な'''手抜き'''が際立ってしまうし、テキトーに台詞を与えるスタッフもスタッフだが、引き出しもないのに、与えられた台詞を鵜呑みで本番に臨むこのシーンの出演者全員の、詰めの甘い雑な姿勢もおおいにシラケる。それで許されてしまう当時の時代背景も、忠臣蔵ファンとしてはいかにも寂しいものがありました。

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