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忠臣蔵ー花に散り雪に散りー

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{{Cinema| width制作="200px" border宝塚雪組|公開="1" cellpadding1992|内蔵助="4" cellspacing="0" align="right"杜けあき| colspan="2" align|頃="center" |'''作品概要'''|-! 制作会社| 宝塚雪組}}[[画像:Takaraduka.jpg|-! 公開年度thumb| 1992年|-! 内蔵助役| 杜けあき|-! 評価| ★★|}公開当時のパンフレット]]
宝塚!?と最初は想像もつかなんだが、見てみると意外にすんなりなじんでいる。
宝塚はどんな題材でやってもちゃんとミュージカルにしちゃうからえらいなあ。
旧宝塚大劇場がデカイんで松の廊下も華やかで立派だし、やっぱ撞木町は華麗。元禄という時代が宝塚っぽいのかも。オープニング「よいよいよーいや、よよいや、ヒャ〜!」という能天気な歌で始まるが意外に元禄時代のゆるさを表現してる気がした。 旧宝塚大劇場(<最後の公演にあたる)がデカイんで松の廊下も華やかで立派だし、やっぱ撞木町は華麗。  さて、おはなしはスタンダードだが、「え、それもここで言わなくっちゃダメ?」と思うほどセリフの中に情報量が多く、これは同時に脚本家がどれほど忠臣蔵を「こなし」、こだわってるかの証明でもあるのだが、ビギナーにはおよそ不必要と思われる赤穂事件情報までセリフに盛り込まれているので、これをサービスととらえるのか、脚本家と独りよがりととらえるのか、ビミョー。 もうちょっと刈り込むと誰が見ても愉快な歌劇になるんじゃないだろうか。変なところが「重厚」な作品であります。 (加筆・・・漫画「ZUCCA×ZUCA」(はるな檸檬 講談社刊)によると、ヅカヲタの方はフランス革命にしても源氏物語にしても、取り上げられる題材は予習して出掛けるそうであります。すばらしすぎる。)  上杉家側から「[[お蘭]]」という間者が[[大石内蔵助]]を葬ろうとして逆に惚れちゃうロマンスなシークエンスが大きく加えられているのがヅカっぽい(?)。  討ち入りは47士のダンスでイメージされ、実際のチャンバラは無い。厳密に言うと[[小林平八郎]]1人だけ相手にした、ごく短いのはあるのだが、台本(初稿?パンフレットに掲載)の段階ではもっと殺陣が予定されてたのに、なんでやめちゃったんだろう。  杜けあきの退団公演でもあり、最後の最後内蔵助の彼女が「もはやこれで思い残すことはござらんっ!」と言ってハケるサマは内蔵助の辞世ともかぶってなかなかジーンと来る。(ちなみに台本には無いセリフ)  後半のレビュウは衣装も和風なアレンジ。ラインダンスは「討ち入りの衣装をロケット用にデザインした」という真っ赤なコスチュームがいいのか悪いのかよくわかんないけど'''萌え'''。 
さて、おはなしはスタンダードだが、上杉家側から「お蘭」という間者が大石を葬ろうとして逆に惚れちゃうシークエンスが大きく加えられている。
討ち入りは47士のダンスでイメージされ、実際のチャンバラは無い。厳密に言うと小林平八郎1人だけはごく短いのがあるのだが、台本の段階ではもっと殺陣が予定されてたのに、なんでやめちゃったんだろう。<附言>
杜けあきの引退公演でもあり、最後の最後内蔵助の彼女が「もはやこれで思い残すことはござらんっ!」と言ってハケるサマは内蔵助の辞世ともかぶってなかなかジーンと来る。(ちなみに台本には無いセリフ)(2018年加筆)当舞台で中村勘助を担当した汐美真帆様(当時デビューから3舞台目)とご一緒した時「これの再演がないのは、内蔵助役を演る人がいても安兵衛役などほかの義士の配役が、現在難しい」というお話をうかがった。
後半のレビュウは衣装も和風なアレンジ。ラインダンスは「討ち入りの衣装をロケット用にデザインした」という真っ赤なコスチュームがいいのか悪いのかよくわかんないけど萌え。市川右太衛門も言っていたが会社とスタッフとキャストがバチッとメンツと足並みが揃わないと成功しない謎の演目が「忠臣蔵」でございますな。
とっくに辞めちゃったが友達が赤埴源蔵を演ってる。源蔵と言えば人気キャラだが、このお芝居での赤埴源蔵は出番が少なかった(TдT)。残念![[Category:くすおの忠臣蔵作品評|1992]]

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