差分

提供: Kusupedia
移動先: 案内検索

忠臣蔵 花の巻雪の巻

サイズ変更なし, 2008年9月7日 (日) 17:30
編集の要約なし
当時の黒澤映画や社長シリーズや怪獣映画でおなじみの東宝スター勢揃い。
浅野内匠頭は「赤穂の若大将」加山雄三(彼をかばう多門伝八郎は若大将のお父さん役・有島一郎)。[[浅野内匠頭]]は「赤穂の若大将」加山雄三(彼をかばう[[多門伝八郎]]は若大将のお父さん役・有島一郎)。
10ヶ月前に椿三十郎をやった三船敏郎をまたこの映画において俵星玄蕃役で見られるのだから当時のファンは恵まれている。余談だが「ニッポン無責任時代」は同じタイミングで封ぎられてるのでクレージーキャッツの出演は無い。10ヶ月前に椿三十郎をやった三船敏郎をまたこの映画において[[俵星玄蕃]]役で見られるのだから当時のファンは恵まれている。余談だが「ニッポン無責任時代」は同じタイミングで封ぎられてるのでクレージーキャッツの出演は無い。
人気者を無理から総出演させてる割にキャスティングがうまくいっている。ちなみに原節子出演映画の最後の作品でもある(ほとんどアップが無い)。
ドラマ部分も、浅野内匠頭の武士の一分と吉良上野介の言い分がまことにわかりやすい。東映の橋蔵の内匠頭が孤立無援でイジメに耐えていてすごくかわいそうだったのに対し、若大将は超ナマイキなので、喧嘩っぽさが増長され、刃傷までの行程が自然。同輩の伊達くんが同情してくれてたりするのもいい。人間関係に無理が無く、サムライ言葉も極力現代語にしてる感じで21世紀の人間が見ても共感しやすい。ドラマ部分も、浅野内匠頭の武士の一分と[[吉良上野介]]の言い分がまことにわかりやすい。東映の橋蔵の内匠頭が孤立無援でイジメに耐えていてすごくかわいそうだったのに対し、若大将は超ナマイキなので、喧嘩っぽさが増長され、刃傷までの行程が自然。同輩の[[伊達左京亮|伊達]]くんが同情してくれてたりするのもいい。人間関係に無理が無く、サムライ言葉も極力現代語にしてる感じで21世紀の人間が見ても共感しやすい。
コミカルな要素もちゃんと入ってるところもエンターテインメントの基本をクリア。スタイリッシュというか都会的と言うか絵柄が清々しくどことなくのびのびしていて品がある。
萱野三平(現・中村吉右衛門)の最後や「大石東下り」、寺坂吉右衛門の人生などにオリジナルアレンジが加わってるが、これは賛否両論だろうなあ。東宝の持ち味を出すにはこうしたアレンジがよかったのかなあ。[[萱野三平]](現・中村吉右衛門)の最後や「大石東下り」、[[寺坂吉右衛門]]の人生などにオリジナルアレンジが加わってるが、これは賛否両論だろうなあ。東宝の持ち味を出すにはこうしたアレンジがよかったのかなあ。
音楽が伊福部昭なんで、討ち入りの時「ゴジラ」と「海底軍艦」を混ぜたような曲が流れるのがおもしろい。
[[Category:くすおの忠臣蔵作品評|1962]]

案内メニュー