斧定九郎

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2009年2月5日 (木) 16:15時点におけるKusuo (トーク | 投稿記録)による版

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役者絵:中村橋之助

斧定九郎【おの さだくろう】…「仮名手本忠臣蔵」5段目の人。斧九太夫のニート息子。

真っ暗闇の山崎街道で殺人強盗をする。

強盗やったあとに「50両〜」のセリフのあとイノシシと間違われて勘平に鉄砲で撃たれる(てか、流れ弾)。

江戸時代に初代中村仲蔵(なかむらなかぞう)がこの役を勤めたとき、それまで山賊の扮装だったこの役を白塗り顔、五分月代のヘアスタイル。黒羽二重の単衣(ひとえ)に朱鞘の大小を差し、腕をまくって尻からげの浪人姿にアレンジし、ドキッとする美しさの強烈な悪(ヒール)にしあげて大好評。

東京演芸ファンには由利徹のコントが有名。落語ファンには「中村仲蔵」でおなじみ。

文楽のほうでは被害者・与市兵衛との長い掛け合いがあり、カツアゲトークがある。

スピン・オフに定九郎の奥さんの復讐劇「女定九郎」てのもある。

関連項目

  • いのしし(共演者)