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新作落語いろいろ

1,489 バイト追加, 2020年7月18日 (土) 01:32
編集の要約なし
愉快なドタバタで、初出は存じ上げないが、2019年に大久保ノブオさん、森一弥さん、我善導さん(三人で、ワハハバーガー)によって、忠実にコント化された。
 
 
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'''仮名手本天神祭'''…笑福亭生寿
 
2020年夏、コロナ禍で催しの大半が中止になってしまった、日本三大祭の一つ、大阪天神祭。
 
ならば、祭りにまつわる落語で笑って、疫病を吹き飛ばそうとオンライン落語が企画され、そこで披露された作品。
 
元禄15年6月に天神祭でにぎわう大阪なにわ橋の上で、おしのびで見物に来た吉良上野介と、大石内蔵助が(お互いその人とは気づかず)バッタリと出会い、意気投合。再会を約束する。
 
赤穂事件にまつわる細かなディティールには突っ込みどころがすごく多いものの(ギャグを成立させるために、わざとデタラメにしているムキもある)、天神祭も良いバランスでフィーチャーされているし、橋の上での出会いもコミカルな中に、なかなかドラマチックな構成で好き。
 
 
(ネタバレ)
 
ダジャレやギャグが全体に良い感じにちりばめられて、たいそう楽しい構成だが、前半のジャブが効いてる割にはサゲのパンチが弱くて残念だった(敢えて言わせていただくと、橘家文蔵(3rd)師匠の「電柱でござる」なみである。)が、でも、あとから考えると、「んなアホな」でごまかす上方的なごまかしではなく、落とし噺に徹した笑いづくりが小気味いい。

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