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新作落語いろいろ
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〜以下ネタバレ〜
鬼のようにどうでもいい題材でも、ものすごく聴き心地の良い唸りで仕上げる太福師匠だから、こっちは終始心地よく笑って見ていられる作品だが、内容は、ダジャレがコンセプトになった登場人物にその生物の豆知識が散りばめられた、「面白いだけ」の作品。
喬太郎師匠の落語のように、オカマの男色関係が、忠義忠孝のひねりになっているだとか、ブラック師匠のように、怪獣の個性が見事に忠臣蔵の登場人物に見立てられているといった、「なぜその題材で演ったか」というこだわりや奥行きは、この「サカナ手本」には無い。
註01…2021.3.13 江戸東京博物館小ホールでのネタおろしに配られた口上書と、トークより。