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時代劇特別企画 忠臣蔵

サイズ変更なし, 2009年8月15日 (土) 19:40
編集の要約なし
また、ふつう急進派だなんだとイデオロギーでばかり分けられるメンバーの派閥だが「たかが十石取りの分際で!」的に身分差別を口に出して言い争いをするシーンも、それらしい。
 
キャスティングも手堅い。お笑い芸人のたけしを実力派俳優たちがフォローするように仕事をしている様が、そのままたよりない内蔵助をバックアップするメンバーの演出とオーバーラップしている。
日本って、別にヘッドがしっかりしてなくてもまつり事がなんとかなっちゃう国だから、こういうアレンジも意外と納得がいっちゃう。''ちなみに時の総理は海部俊樹。''
 
 
もっとも特筆すべきは、ラストに'''赤穂城内で楽しく働く家臣達'''の回想が挿入されている点である。我々が知ってる、ふつう目にする赤穂城内は「大変」な時ばかりである。まるで映画「火垂るの墓」の餓死した兄弟達の霊魂が仲良く楽しそうにしてるシーンのように「[[元禄赤穂事件|'''アレ''']]さえなければこの人達はこんなに楽しそうだったのに」という、やるせなさ。印象深いシーンであります。
 
「邪道」「ナンセンス」という見方もできなくはないが、偉大なるワンパターンの映像版「忠臣蔵」に大胆なアプローチで一石を投じたエポックメイキング的作品。

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