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東海道四谷怪談

サイズ変更なし, 2017年5月4日 (木) 12:32
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元・塩谷藩士、元・塩冶藩士、[[民谷(神谷)伊右衛門|民谷 伊右衛門]]は舅を殺してまで復縁にこぎ着けた奥さん、[[お岩]]も死に至らしめ、その後いっぱい殺す。
ので、いろいろ呪われ発狂する。最後はお岩さんの妹の夫である[[矢頭右衛門七|佐藤与茂七]]に仇を討たれる。
怪談映画に初挑戦の長谷川一夫を見に行ったファンがホッとするための作品で、怪談映画を楽しむのには物足りないかもしれない。エンドマークを見ながら「なんだこりゃ」と思わず口をついて出てしまった。(作品自体は独特のムードで、けっして悪くありません)
三隅研次監督作品。塩谷家も浅野家も出てこない忠臣蔵と無関係な作品。三隅研次監督作品。塩冶家も浅野家も出てこない忠臣蔵と無関係な作品。
岡田茉莉子の岩は品があり、化けても美しさを保っている。化けて伊右衛門に恨みをぶっつけてくるというよりも立身出世に目がくらみきった彼のゲスい生き様を嘆くかのようなスタンスが映画的。同時にホラー映画としてのオモムキは抑えめ。
「塩谷家(浅野家)」について具体的に出てこないぶん、浅野の家来が吉良家の家臣の婿に入るといった皮肉と非道さは無くなっている。・・・てことはここで紹介する意味なくなっちゃうのだなあ。「塩冶家(浅野家)」について具体的に出てこないぶん、浅野の家来が吉良家の家臣の婿に入るといった皮肉と非道さは無くなっている。・・・てことはここで紹介する意味なくなっちゃうのだなあ。
仲代もさることながら中村勘三郎(17th)の直助の好演も目立つ。(「[[修羅]]」の中村嘉葎雄と唐十郎の関係を思い出した。)
設定は天明6年とぐっと時代がくだり塩谷家ではなく遠州国相良藩の田沼意次失脚後にお家が没収&減俸されて生まれた浪人たち設定は天明6年とぐっと時代がくだり塩冶家ではなく遠州国相良藩の田沼意次失脚後にお家が没収&減俸されて生まれた浪人たち=伊右衛門や与茂七たちのハナシになっている。ので、忠臣蔵要素はゼロ。それ以外はおおむね原作の設定をなぞっている。
メリハリのはっきりした森一生(「[[酔いどれ二刀流]]」「[[薄桜記]]」)の演出が見やすくわかりやすいので「見ちゃいらんない」かんじだけど出来の良い作品には違いない。稲野和子のお岩さんも病弱で陰気臭くかわいそうでキレイ。

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