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槍一筋日本晴れ
,編集の要約なし
「不治の病」のほかにも、用意されたサブストーリーが「不本意に奉公に出されそうになるお糸ちゃん」「リアルに伝わってくる食うや食わずの玄蕃の貧乏」…と、暗いものばかりで、せっかくの柳家金語楼と清川虹子も絶えず夫婦喧嘩しているし、野辺地万作にしても、一流のコメディアン・森川信だから見ていられるという具合で、タイトルの「日本晴れ」に反して素材がどれもこれも痛快なものではない。そもそも、それらのエピソードが、メーン・イベントの討ち入りという方向にまっすぐ向いているかと言うと、そうでもないし。そういう点で、本作は忠臣蔵外伝としてはいろいろ弱い。
とはいえ、忠臣蔵映画というくくりにおいては、玄蕃が赤穂浪士とどうかかわるかより、貧乏生活をどうしのぐかに重点を置いた本作は、一ヶ月前の公開で競作という感じになった、もろに直球勝負の「[[血槍無双]]」(あえてオーソドックスな、蕎麦屋の杉野と玄蕃の友情物語)に水を開けられてる感じがする。」(あえてオーソドックスな、蕎麦屋の杉野と玄蕃の友情物語に要点を絞っている)に水を開けられてる感じがする。<small>※02</small>