畳屋
畳屋【たたみや】…畳替え事件で大勢繰り出される。
全体を取り仕切る畳屋の親分というのがどのドラマにも出てきて、たいがいは堀部安兵衛の中山姓の浪人時代に仲良しだったという設定がなされ、突拍子もない量の畳替えを旧好に免じて引き受ける。
東映ではエノケン。東宝は金語楼。ミフネ「大忠臣蔵」ではコント55号、錦之介版ではラッキー7、里見版では東八郎、北大路版では猫八と、むかしはコメディアンが担当することが多かった。
映画やテレビでは、ほんとうの職人さんの新しい畳を作る手元のアップなどが挿入されてて楽しい。「大奥」のパロディでは襖(ふすま)替え事件とアレンジされており、やはり襖の製造工程が披露されていた。