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神崎与五郎
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松の廊下事件の前の晩、江戸城での吉良のイジメを見かねた彼は内匠頭に「すいません、拙者をクビにしてください。吉良を殺しますから」と申し出る。内匠頭は感動して「心配かけてすまん。終わるまできっと我慢するから」と約束する。(が、事件は起こる)
神崎が美男子らしかったことと大酒飲みで「燗酒よかろう」というあだ名だったらしい。
江戸到着後は、諜報活動を熱心に続ける。麻布で「美作屋(みまさかや)善兵衛」を名乗り上杉家の麻布下屋敷を探った。その後前原と同居し「小豆屋善兵衛」。
メンバーの中では[[寺坂吉右衛門|寺坂]]をのぞけば最下位の[[三村次郎左衛門|三村]]の「一個上」の身分だが、切腹するとき順番を間違われて最後に回され、不満をいいながら死んでいったという。
享年38。
== 神崎与五郎の堪忍袋 ==
改易後「吉良邸の絵図面を手に入れよ」とか「この書状を江戸へ」という密命を内蔵助から受け江戸へ。
== 矢作の鎌腹 ==
もともと百姓の子だった与五郎は、江戸の落合村(芝居狂言の時は上州高崎の強戸村)で百姓をやってる兄・矢作宅へ身を寄せる。
== 忠臣連理の鉢植え ==
師直邸に潜入捜査をしているガールフレンドお蘭に焼き餅を焼く千崎弥五郎のハナシ。
なーんだこれ?という印象のオハナシ。
天明8年公開の「義臣伝読み切り講釈」(全八段)がオリジナルなので、仮名手本や講談のキャラとはまた違うのであります。