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身代わり忠臣蔵
,編集の要約なし
おもしろかった。
…東映の公式ホームページより抜粋
長いあいだ愛されてきた義士伝のエピソードをアレンジするのではなく、最近にありがちな、あらためて赤穂事件を素材に遊びましょう、という作品なので、忠臣蔵ファン的な視点でアレコレ言ってもしょうがないし、番宣見てたときからこれは「ムロツヨシさんを楽しむ映画」だとわかってたんで、彼がどうのびのびと演じるのかが見どころで、それはうまく行ってたと思う。
「もしも吉良が死んでいたら」で出来る遊びをいろいろ試せてると思うし、笑いもしたし、ホロリともした。
せっかく最近にしては珍しく吉良を徹底した「傲慢でイヤミたっぷりな」「悪口を大声で言う」(<セリフより)ようなキャラにしていて、身代わりになったあとは「(お陰で)お家全体が明るくなった」(<セリフより)つってるわりに、なぜかもともと吉良邸内では家来に慕われるような描写があったり、子供たちがなついてきたりするシーンがあるから、身代わり前後のコントラストが弱く、言ってることとやってることの矛盾をいささか感じるのだ。(でもそれは評価に影響するほどではない)
たぶんこの市街戦についてはいろんなアイデアが百出したんだと思うが、コメディとして成立させるためにこうするよりしかたがなかったんだろうか?
(それともあれかな。「こんな市街戦がある映画なんですから、それまでの細かいことはオメコボシを!」と言うつもりなのかな)<small>(注釈02)</small> --------
↑ でも…、書いてて思ったけど、徹底的に「わかりやすさ」を優先した腐心の結果なのだなあと思いました。。
注釈02…一度饗応役をしたことのある[[浅野内匠頭]]でさえ教えを乞わなきゃどうしようもない秘伝の作法の作者に、生まれてこの方そうした儀式典礼に触れもせず、あまつさえ武家社会にも関係のなかった乞食坊主が突如なりすますなんて、あまりに成立しないトンデモ設定なのだから、大胆な市街戦なんかしなくても、大目に見ているのに…。