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通し狂言 仮名手本忠臣蔵

610 バイト追加, 2018年9月9日 (日) 05:14
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一方、人形浄瑠璃のDVDは'''原作たる面目を守り、全段が入っております'''。(両方共に、NHKエンタープライズからリリース)
 
 
タイトルに「忠臣蔵」とついてるから、この作品が映画やドラマの原作になってると勘違いする人が後を絶たないが、「仮名手本」が原作の映像作品は極端に少ない。
 
平成18年の'''海老蔵(11th)の定九郎はゾッとする色気'''で、「ワル」という生き物のよう。先代(つか、親父さん)と細かい振りが同じだったので、勘三郎襲名記念DVDで見た中村錦之助(2nd 信二郎時代)の定九郎はちょっとワイルドだったから、チームによって演出が違うんだなあと、私はたいそうおもしろがりました。と細かい振りが同じだったので、勘三郎襲名記念DVDで見た中村錦之助(2nd 信二郎時代)の定九郎はちょっとワイルドだったから、チームによって演出が違うんだなあと、私はたいそうおもしろがりました。 昭和61年の尾上辰之助(2th)は上手に仕込んで、落語に出てくる定九郎のように胸にもべったり血がついていた。中村獅童(2nd)はイイ意味でやんちゃな感じ。中村橋之助(3rd)は重厚でどことなく狂気もはらんでてこわい。
昭和61年の尾上辰之助平成29年歌舞伎座の染五郎(2th7th)は上手に仕込んで、落語に出てくる定九郎のように胸にもべったり血がついていた。中村獅童(2nd)はイイ意味でやんちゃな感じ。中村橋之助(3rd)は重厚でどことなく狂気もはらんでてこわい。は刀とか回さないし与市兵衛とのくだりも時短で省エネなあっさりイメージ。国立劇場全段通しのときの尾上松緑(4th)さんはご自分から「やりたい」とおっしゃってたと言うんですけど…でも…ちょっと味わったことのない気持ちにさせる…なんていうか…。
ライブで見るといのししが写真やDVDで見るのより小ぶりに感じてかわいい。舞台をそのまま通過したりグルッと一回りしたり、茂みに引っ込んだりソデに引っ込んだり、ナマイキにいろんなバリエーションがある。ライブで見るとイノシシが写真やDVDで見るのより小ぶりに感じてかわいい。舞台をそのまま通過したりグルッと一回りしたり、茂みに引っ込んだりソデに引っ込んだり、ナマイキにいろんなバリエーションがある。
人形浄瑠璃のほうのイノシシは、昔と今とデザインが違うようで、DVDに出てくるのはディティールが細かくリアルでもう一つかわいらしさに欠けるが、昭和時代は小ぶりの小さいふにゃふにゃした、かなりの脱力系でなかなかラブリーであります。

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