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通し狂言 仮名手本忠臣蔵

302 バイト追加, 2018年12月18日 (火) 13:26
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平成20年に白鴎27回忌公演(由良之助=幸四郎(9th)。おかる=芝雀(7th)。平右衛門=染五郎(7th))でライブ見たとき、お軽のひそひそ話のあと平右衛門が「こっちは聞こえねえ」など小ネタギャグが多かった(あたしはコレ、ほかで見たことがない。基本的におかると平右衛門の再会シーンはコミカルな滑り出しなので2010年頃はもともとあった「会いたかった会いたかった」という台詞さえAKB48のヒット曲の引用ギャグと捉えられ、笑う客が少なからず、いた)わりに、ぼろ泣きの出来でした。おかるが不憫で不憫で。歌舞伎のライブって、意識と感情が割と離れてて唐突にワッと泣けてくるんで不思議。理性の方が「あっと、ここで泣くの!?ハイ」て感じでいささかビックリする。歴史が築いた「型」は理屈抜きに日本人のDNAを刺激するようです。
(ちなみに仁左衛門(15th)の平右衛門は小ボケで通さず、お軽が実家の事情を聞き出す過程でコミカルからシリアスにオーバーラップさせていき、「察しが悪い」のを「演じ」るテイでやり、よそを向いてちょっと泣く。) 作家の町田康氏はこうした感情作用を「その涙ってなんの涙かって説明がないんですよね。ソレが可哀相だからとかソレが劇的に盛り上がったからとかそういうんじゃないんですよね。なんか知らないですけど"根源的な部分をシェイクされるような感じ"がするんですよね」と言っている(もっともこりゃ、浪曲を聴いたときの感想だが)。がするんですよね」と言っている(<もっともこりゃ、浪曲を聴いたときの感想だが)。

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