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四十八人目

146 バイト追加, 2019年6月18日 (火) 18:33
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同時に本筋と関係ない部分に入れてくる要素にはラブリーなモノが多く(浪士のアジトでウロウロする飛べないカラスとかブランコとか…)、繊細なカットもあるし、とにかく退屈させないおもてなし。
この監督にしてトーキー2作目という時代の作品だから、サイレントの時のようなかわいらしいかんじを想像していただけに、いい意味で裏切られてハッと目を見張るシーンもいくつもある。この監督にしてトーキー2作目という時代の作品だから、サイレントの時のようなかわいらしいかんじを想像していただけに、いい意味で裏切られてハッと目を見張るシーンもいくつもある傑作。
ストーリーは、簡単に言うと、恋愛をしちゃった[[毛利小平太]](坂東好太郎)の討ち入りへの「行きぞこない」ばなし。(坂東好太郎)の、討ち入りへの「行きぞこない」ばなし。
この「ドタキャン」が数回あっては、毛利のモチベーションが次第にゆらいでいく。
でまた、このガールフレンドを演じるのが若き日の山田五十鈴なのだが、この、掃きだめに舞い降りた丹頂鶴のような彼女は、決心を揺るがせるのにじゅうぶんな美貌をお持ち合わせなのであります。でまた、このガールフレンドを演じるのが、若き日の山田五十鈴なのだが、この、掃きだめに舞い降りた丹頂鶴のような彼女は、決心を揺るがせるのにじゅうぶんな美貌をお持ち合わせなのであります。
脱盟者にスポットを当てるからといって、討ち入りに出かける義士を乱暴に描くかというとそうでもないのがこの映画の良いところで、
オープニングからずっとアジトにいる、聾唖のちっちゃい子が(この子がまた良いアクセントなのだ。)なかよしの小平太にいちゃんが討ち入り当日いないもんだから不安げな顔をして、小平太のわらじを胸に抱いてるんだけど、その彼を、浪士たちが命を捨てに出かける際、ひとりひとりがまるで命を託すかのように、坊やの頭をなでたり顔をさすったり肩を叩いて出かけていく姿は、なかなかホロリとさせられる。オープニングからずっとアジトにいる、聾唖のちっちゃい子が(この子がまた良いアクセントなのだ。)なかよしの小平太にいちゃんが討ち入り当日いないもんだから、不安げな顔をして、小平太のわらじを胸に抱いてるんだけど、その彼を、浪士たちが命を捨てに出かける際、ひとりひとりがまるで命を託すかのように、坊やの頭をなでたり顔をさすったり肩を叩いて出かけていく姿は、なかなかホロリとさせられる。
* [[血煙高田馬場]](日活)1928
* [[元禄美少年記]](松竹)1955
* [[刃傷未遂]](大映京都)1957
* [[薄桜記]](大映京都)1959
* [[薄桜記|秘剣破り]] (大映京都)1969

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