10,722
回編集
差分
提供: Kusupedia
四十八人目の男
,編集の要約なし
{{Cinema|制作=東宝|公開=1952|内蔵助=大河内伝次郎|星=3|頃=}}
[[画像:48otoko.jpg|thumb|プレスシート(の付録)]]
戦後初の「討ち入りのある忠臣蔵」。(当時の東宝スタジオメールより)
これを皮切りに、ひょんな事で知り合った上杉家の間者・小関新九郎(キーパーソンとなる)に道端のタイマン勝負で敗れたり、知り合った姉妹からすごくモテたりすることで、どんどんと彼が一途に信じていたものが崩れ始める。
それでも本作は「ほんとに討ち入りに参加しないで生き延びることで正解か?」という点をたえず掲げている部分が、ちょっとほかの上を行ってる感じ。
おもんみるに忠臣蔵の魅力というのはまさにこの点「どう生きるのが正解か」が鑑賞者に訴えるポイントかなと。そのテーマがうまく構成できると敵味方双方の言い分を楽しめるようで。
本作で吉良をやった高堂国典(「ゴジラ」で大戸島の長老、「七人の侍」で村の長老)はなっかなかのクソジジイぶり。上杉の家臣が「仕えたくないなあ」と思うような非人格者であるほど登場人物の気持ちを楽しめる。