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こうオーソドックスだと、見ていて先に出てくる定番のキャラやエピソードが楽しみになる。こうオーソドックスだと、見ていて、あとに出てくると予想される定番のキャラやエピソードが楽しみになる。
註03…もりいの誤記憶。これは橋本忍先生のお父さまがおっしゃられたコトバであって、黒澤明とは無関係でした。(「鬼の筆」文藝春秋刊 註03…もりいの記憶違い。これは橋本忍先生のお父さまがおっしゃられたコトバであって、黒澤明とは無関係でした。<small>(「鬼の筆」文藝春秋刊 春日太一)</small>
編集の要約なし
{{Cinema|制作=フジテレビ|公開=1991|内蔵助=仲代達矢|星=3|頃=}}
[[画像:Genzo2nakadai_ad.jpg|thumb|役者絵:渡辺 謙当時のキネマ旬報広告。]]
構成と言うか語り口が耳に入りやすく、見ててひじょうに小気味いい「整理された忠臣蔵」。上品で堅実でていねい。高視聴率獲得作品。
必要な要素だけまとめたら全部でランニングタイムがどれくらいになるかということがわかるお手本にもなる。
ビギナーは前年のたけし版とこれを見れば忠臣蔵や赤穂事件のアウトラインはほとんどつかめるのでは?(とはいえ、本作はビデオ化は成されているが、DVDなどにはなっておらず、たけし版に至っては絶望的に再放送などが無い)
脚本家の古田氏は、前年の「[[時代劇特別企画 忠臣蔵|たけし版]]」が変化球の頂点を極めていたので、自分は下手に背伸びせず古典的なオーソドックスなものに戻そう。と、赤穂の露天風呂で思いついたとコメントしている。(2009年12月時代劇専門チャンネル主催「時代劇寺子屋シリーズ(1)「親しく学ぼう 忠臣蔵」(会場:泉岳寺)にて)」が変化球の頂点を極めていたので、自分は下手に背伸びせず古典的なオーソドックスなものに戻そう。と、赤穂の露天風呂で思いついたとコメントしている。<small>(2009年12月時代劇専門チャンネル主催「時代劇寺子屋シリーズ(1)「親しく学ぼう 忠臣蔵」(会場:泉岳寺)にて)</small>
古田氏はこの後、10余年にわたりここで完成させた脚本を他作品に切ったり貼ったりしてリサイクルをするが、本作品のまとめ方がやはり出色で、いろんな俳優があとから隠し球のように登場する構成や、講談から持ってきたアレコレをテレビ用にアレンジしてる様はたいへんうまくいってて楽しい。
本作で大石内蔵助を演る仲代達矢と言えば黒澤映画の常連だが、黒澤明はかつて忠臣蔵について「47人が寄ってたかってじいさんを殺す映画のなにがおもしろいんだ。じいさんが47人殺すならおもしろいけど」と言って忠臣蔵制作に後ろ向きだったように伝えられるが(たしか脚本家の橋本忍さんがおっしゃってた記憶がある。<small>(註03)</small>)、放送年の「週刊テレビ番組Vol.18(49号 通巻885号)東京ポスト社」の記事に、仲代達矢の談話として「前に黒澤明監督から将来、キミの大石で忠臣蔵を撮りたいねと話されたことを思い出します。」というコメントが紹介されている。忠臣蔵&黒澤ファンのあたしには貴重な証言だ。
あたしはてっきり黒澤明は「忠臣蔵」なんか興味がないと思っていたが、映画「荒木又右衛門 鍵屋の辻」(鍵屋の辻は曽我兄弟、忠臣蔵と並ぶ日本三大仇討ち)の脚本も書いてるし、歌舞伎のコシラエが好きじゃない<small>(「偽りの民主主義」p422 浜野保樹 角川書店 )</small>だけだったようだ。
<附附言>
当時フジは視聴率三冠を10年にわたって続けていた時代で、本作の制作に、ふつうありがちな東映や松竹と言ったうしろだてを持たず、完全に自社で制作している。当時の隆盛を偲ばせる。
註02…ほかの忠臣蔵作品でクレージーというと「[[峠の群像]]」で旅籠に現れるニセ内蔵助を犬塚弘が演じたくらい。いいアクセントになっていたものの出番はちょっぴり。ちなみにクレージーが主体となった場合、舞台では1966年に東京宝塚で「クレージーの大忠臣蔵」を公演しているし、シャボン玉ホリデーでは毎年恒例だった(「テレビの黄金時代」より)そうで「おなじみ忠臣蔵だよ 」で旅籠に現れるニセ内蔵助を犬塚弘が演じたくらい。いいアクセントになっていたものの出番はちょっぴり。ちなみにクレージーが主体となった場合、舞台では1966年に東京宝塚で「クレージーの大忠臣蔵」を公演しているし、シャボン玉ホリデーでは毎年恒例だった<small>(「テレビの黄金時代」キネマ旬報社 刊 )</small>そうで「おなじみ忠臣蔵だよ ピーナッツ(S.38)」「シャボン玉忠臣蔵(S.46)」等(「ジ・オフィシャル・クレージーキャッツ・グラフィティ」より)があるそうです。」などがあるそうです<small>(「ジ・オフィシャル・クレージーキャッツ・グラフィティ」トレヴィル刊)</small>。
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画像:nakadai_adGenzo2.jpg|thumb|当時のキネマ旬報広告。役者絵:渡辺 謙画像:Heibeh.jpg|thumb|役者絵:ハナ肇画像:osugi.jpg|thumb|役者絵:小林聡美
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[[Category:くすおの忠臣蔵作品評|1991]]