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最後の忠臣蔵(映画)

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脱盟者に焦点を当てた討ち入り事件の16年後の後日談。脱盟者に焦点を当てた討ち入り事件の16年後の後日談。
同じ原作でも[[最後の忠臣蔵|テレビ]]や[[最後の忠臣蔵(明治座)|舞台]]のように、諸国を回る[[寺坂吉右衛門]]中心の話ではなく、大石内蔵助から身ごもったおかるの面倒を見るよう密命を受けて脱退した[[瀬尾孫左衛門]]のおはなし。
美しく、丁寧で繊細で、やさしくきびしく、楽しいようでさみしく、でも、きっと幸せ。
 
全シーンが名場面。
実はつっこみどころがいろいろあるのに、総合点が高いのでまったくオッケーというめずらしい傑作。
ずっと泣きっぱなしだったので目が炎症っぽくなり、劇場から事務所に帰ってきて乾燥してるんで、なんかヒリヒリする。
この作品のどこが良かったかを細かく言い出すと、冒頭からエンドロールまで全部解説しなきゃいけないので「機会があったら見てみたらいかがでしょう」としか言いようがない。
この作品のどこが良かったかを細かく言い出すと、冒頭からエンドロールまで全部解説しなきゃいけないので「機会があったら見てみたらいかがでしょう」としか言いようがない。
ただ、本作は江戸時代を背景とした、現代ではまったく考えられない「価値観」を軸に話が展開するので、ここについていけないノリだと2時間以上を棒に振る。
女優アイドルグループbump.yの桜庭ななみちゃん(大健闘。現:宮内ひとみ)はファンになりました。<small>(註01)</small>
== つっこみどころ ==
さすが「北の国から」の杉田成道(すぎた しげみち)監督、人間を描く腕前は一級品なんだけど、細かいディティールをこだわらないひとなんです。しげみち)監督、人間を描く腕前は一級品なんだけど、細かいディティールをこだわらないひとなのか…。
討ち入りの時に吉良邸の庭の石橋の欄干が軽くふらふら動いてても特にCGで修正しようとしないし(公開半年ほど前に映画は完成しているのに、である)。<small>(註02)</small>
前述の墓場のシーンに見切れてる墓石に「文政」とか「昭和」とか思いっきり書いてあってもお構いなし(笑)。
でも本作は、そういうヲタっぽいことはほんとうに「どうでもいい」の。もっと優先すべき仕事がまっとうされてるから。
良質の映画は七難隠す。良質の映画は七難隠す。ピークエンド効果と言っていいかもしれない。    註01…公開から16年。ごくインナーな上映会で監督は「自分で見て泣いちゃった。桜庭いいな。いまアレなかなか出来るのいないよ」と、マッチポンプ気味におっしゃってた。笑  註02…監督ご自身にうかがう機会があったので聞いてみたら「でかい画面で見るまで気づかなかった。編集って小さいモニターなんだよ。美術連中もヒトに言われて気づいたとか。CGで修正しようにもあとからの処理は、当時そんなに手軽じゃなかった」と、概略そうおっしゃっていた。 おそらく、墓石に関しても同じ理由だったのかとお察しいたします。  <余談> 監督作品では「北の国から」でずっとご一緒だった田中邦衛さんの遺作となった。
「奥さんと一緒にサポートしながらだったが、たった3行のセリフを覚えるのが大変だった」というおはなしを、監督からうかがった。そう言われてもまったく違和感は感じない、味わい深い演技でありました。
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画像:Seno-02.jpg|thumb|役者絵:役所広司
画像:yugiri_yasuda.jpg|thumb|役者絵:安田成美
画像:Kunie-syogen.jpg|thumb|役者絵:田中邦衛
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