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淀五郎
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この話は、未熟な人が練達(&いじわる)の人に説教されて、なにが悪いのか手取り足取り教えてもらえないもんだから自分で考えなくっちゃあいけなくて、それでもどうしたらいいんだか混乱し追い詰められていく描写が、談志あたりがやると意地悪な上司と、未熟な部下をたいへんじょうずに演じ分けられて、もう聞いていられなくなるくらい「ウヒ〜!」となる話。
若いときに聞くと若者に共感するが、大人になってから聞くと師匠に共感が出来る。
苦労人の仲蔵が老練でおだやかで若い団蔵が容赦ない叱咤をするという設定のほうがスムーズということで三遊亭圓生(6th)が「四代目の団蔵と初代の仲蔵」というもうちょっとさかのぼった設定(これなら仲蔵のほうが9つ年上)にしたとTBS落語研究会で評論家の京須偕充さんがおっしゃってました。が「四代目の団蔵と初代の仲蔵」というもうちょっとさかのぼった設定(これなら仲蔵のほうが9つ年上)で演っているのをTBS落語研究会のリピート放送で見た。 でも暉峻康隆先生は「五代目の団蔵と初代の仲蔵」の噺とおっしゃっている。これだと52歳差。