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峠の群像
,編集の要約なし
{{Cinema|制作=NHK|公開=1982|内蔵助=緒形拳|星=5|頃=}}
[[画像:Ryu.jpg|thumb|役者絵:隆大介]][[画像:Kataoka2.jpg|thumb|役者絵:郷ひろみ]][[画像:Kira-itami.jpg|thumb|役者絵:伊丹十三]][[画像:Hachisuke.jpg|thumb|役者絵:コントラッキー7関]]
「わしが迷っていてなぜ悪いのかぁっ!」
== 画期的な作品 ==
連絡の行き違いから畳替え事件が起こり、そのことで[[吉良上野介|吉良]]が[[柳沢吉保|柳沢]]に怒られるであるとか、[[浅野内匠頭|内匠頭]]の同僚で年下の[[伊達左京亮|伊達君]]のほうが要領がよく差がついてしまうであるとか、「言い方」の問題で浅野と吉良の関係が重たくなっていったり、おなじみのエピソードが、実際生きてて会社でありそうな成り行きでアレンジされているのがたいへんおもしろく、序章でハートを捕まれ、そのまま最後までグイグイ引き込まれていく。のほうが要領がよく差がついてしまうであるとか、「言い方」の問題や「行き届かなさ」「相性」などで浅野と吉良の関係が重たくなっていったり、おなじみのエピソードが、実際生きてて会社でありそうな成り行きでアレンジされているのがたいへんおもしろく、序章でハートを捕まれ、そのまま最後までグイグイ引き込まれていく。
本作品の特徴として際だっているのが「倒産後も地元の塩田の経営存続はできますか?」というテーマが大きく取り上げられている点であり(原作者が経済評論家だからか)、討ち入りとのコントラストが興味深い。
彼をまじえたいくつかサイドのラブ・ストーリーにも特徴があり、最終的におさまるべき結論におさまっていく。(女子のキャラがみな素敵。)
== 配役 ==
最大の功労者はやはり主人公・内蔵助を演じた緒形拳の演技で、この人はなんの役をやっても緒形拳の顔&演技ではあるが(つまり内蔵助をやるにあたって太ろうとか、そういうデニーロ・アプローチは無い。…と思ったが凶変前の緒方拳は少しふっくらして見える。要確認)、みごとに登場人物になりきれる名優であり、今回も「彼の内蔵助」を完成させている。。
放送当時を知る何人かの友人によれば小林薫演じる[[不破数右衛門]]の人気は尋常じゃなかったそうである。それこそ「不破サマ〜」と。クールで無骨で愚直で右翼的で不気味な不破は歴代ベスト5に入る出来。
アイドルが花を添えておりジャニーズ勢もたくさん出ている。[[矢頭右衛門七]]のヨッチャンは塩田経営のほうに最初は荷担しており、巻き込まれるように討ち入りメンバーに加盟する。敵方のニッキ=[[清水一学]]は好青年で、[[伊達左京亮]]のヤックンは要領のいい饗応役。どれも斬新な演出だ。三田寛子(=京女。おかる)やキョンキョン(すぐばれる間者)も出ている。